ヤリスのバッテリーが上がりやすい原因は?交換費用や位置も解説

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出典:トヨタヤリス公式サイト

トヨタヤリスに乗っていて「頻繁にバッテリーが上がる」「まだ新しいのにどうして?」と悩んでいませんか? 人気のコンパクトカー、ヤリスですが、実はバッテリーに関するトラブルの報告が少なくありません。特に最近のモデルは、高度な安全装備や電装品が標準搭載されており、車が止まっている間も多くの電力を消費しています。そのため、車の乗り方によってはバッテリー上がり 原因となりやすく、その対策を知っておくことが大切です。

この記事では、ヤリスのバッテリー 価格や交換 費用、さらにはハイブリッド バッテリー上がりへの対処法まで、ヤリスのバッテリーに関するあらゆる情報を網羅的に解説します。この記事を読めば、あなたのヤリスのバッテリーサイズや位置、そして寿命についても深く理解できるでしょう。

記事のポイント

  1. ヤリスでバッテリー上がりが起きやすい根本的な原因
  2. ハイブリッド車とガソリン車で異なるバッテリーの特徴と交換費用
  3. バッテリー上がりの応急処置や自分でできる充電方法
  4. バッテリーの寿命を延ばしトラブルを防ぐためのポイント
目次

ヤリスのバッテリー上がりやすい原因と予防策を解説

ヤリスのバッテリー上がりやすい原因と予防策を解説

  • ヤリスのバッテリー上がり原因はどこにある?
  • ヤリスハイブリッドのバッテリー上がり
  • バッテリー位置を確認しよう
  • バッテリーサイズと規格の選び方
  • バッテリー価格の相場をチェック
  • 乗ってる人の口コミや感想レビュー

ヤリスのバッテリー上がり原因はどこにある?

ヤリスのバッテリーが上がりやすいと言われる主な原因は、車の使い方と、近年の車の持つ特性にあります。まず、最も多くのトラブルを引き起こしているのが「短距離走行の繰り返し」です。車は走行中にオルタネーターという発電機によってバッテリーを充電する仕組みになっています。しかし、職場への往復2キロといった極端な短距離走行では、消費した電力に見合うだけの発電が間に合わず、慢性的な充電不足に陥ってしまいます。特に近年の車は、燃費向上のために充電制御システムが採用されており、バッテリーが満充電になりにくい傾向があります。

次に挙げられるのが、ドライブレコーダーやセキュリティシステム、さらにはナビやカーオーディオなどの「後付け電装品」です。これらの機器は、エンジンが停止している間も待機電力を消費し続けるため、バッテリーへの負担が増大します。特に、駐車監視機能付きのドライブレコーダーは、長時間の録画で多くの電力を消費するため、バッテリー上がりの主要な原因となることが多くなっています

さらに、バッテリーは気温の影響を大きく受けます。特に冬季の寒冷地では、低温によりバッテリー内部の化学反応が鈍化し、性能が低下しやすくなります。加えて、冬はヒーターやシートヒーターなど電力消費の多い電装品を多く使うため、バッテリーへの負担がさらに大きくなります。

ヤリスハイブリッドのバッテリー上がり

ヤリスハイブリッドのバッテリー上がり

ヤリスのハイブリッドモデルで「バッテリーが上がった」という場合、そのほとんどは走行用の高電圧バッテリーではなく、電装品やシステム起動に使われる12Vの「補機バッテリー」が原因です。ハイブリッドシステムを起動する際には、まず補機バッテリーの電力が必要になります。そのため、補機バッテリーが放電して電圧が低下すると、メインの駆動用バッテリーに問題がなくてもシステムが起動せず、車が動かなくなってしまいます。

ハイブリッド車はガソリン車と異なり、エンジンが常時稼働しているわけではありません。そのため、アイドリングや短時間の走行では補機バッテリーへの充電が十分に行われず、充電不足になりやすいのです。このため、週に1回、20km以上の走行が推奨されるなど、定期的な運転が欠かせません。また、補機バッテリーはトランクや後部座席下など、エンジンルーム外に設置されているため、バッテリー上がりの際にジャンプスタートをする場合は注意が必要です。

※救援対応では、ハイブリッド車を救援車として用いないことや、救援端子の位置・接続順を車両の指示に沿って扱うことが推奨されています。

バッテリー位置を確認しよう

トヨタヤリスのバッテリーは、ガソリン車とハイブリッド車で設置されている場所が大きく異なります。自分の車のバッテリーがどこにあるかを知っておくことは、バッテリー上がりの応急処置やメンテナンスの際に役立ちます。

  • ガソリン車の場合

ガソリン車はエンジンルーム内にバッテリーを搭載します。年式やグレードで左右や固定ステーの仕様がわずかに異なるため、交換時は周辺クリアランスと固定位置を確認して作業します。

  • ハイブリッド車の場合

ハイブリッド車は後部座席右側(運転席側)下部に補機バッテリーが設置されており、作業難度が上がります。排気ホースの確実な接続や養生の徹底が必要になるため、慣れていない場合は無理をせず専門店に任せる判断が安全です。救援端子はエンジンルーム内に用意されている場合があり、始動の応急対応時に活用できます。

参考:ヤリスハイブリッド取扱書

バッテリーサイズと規格の選び方

バッテリーサイズと規格の選び方

ヤリスに適合するバッテリーは、欧州規格(EN規格)の「LN」タイプです。これは、従来の日本車で主流だったJIS規格とは形状が異なり、端子の位置や固定方法に特徴があります。ヤリスに搭載されるバッテリーは、エンジンや仕様によって「LN0」「LN1」「LN2」などの種類があり、交換する際には同じ規格のものを選ぶことが大切です。

ヤリスのバッテリー規格一覧

種類 標準仕様 寒冷地仕様
ハイブリッド車(1.5L) LN0 (35Ah/240A) LN0 (35Ah/240A)
ガソリン車(1.5L) LN0 (45Ah/295A) LN1 (45Ah/295A)
ガソリン車(1.0L) LN1 (45Ah/295A) LN2 (60Ah/360A)

 

※上記CCA値はあくまで目安であり、製造メーカーによって若干の差があります。

バッテリーを選ぶ際は、上記のサイズ区分(LN0/LN1/LN2)に加えて、CCA(コールドクランキングアンペア)値や容量(Ah)を確認することが重要です。CCA値は、低温環境下でのエンジンの始動性能を示す指標で、値が大きいほど始動性能が高いことを意味します。適合しないバッテリーを取り付けると、思わぬ故障やトラブルにつながる可能性があるため、迷った場合はディーラーやカー用品店に相談して最適なものを選んでください。

バッテリー価格の相場をチェック

ヤリスのバッテリー価格は、ガソリン車用とハイブリッド車用(補機バッテリー)で異なります。また、純正品か社外品かによっても価格に大きな差があります。

  • ガソリン車用

純正品の価格は29,000円から35,000円前後と高めです。一方で、社外品の場合は通販で1万円前後から、店舗では2万5千円程度で購入できます。

  • ハイブリッド車用(補機バッテリー)

ハイブリッド車用の補機バッテリーは、ガソリン車用よりも高価な傾向にあり、3万円から6万円程度が目安とされています。

バッテリーは、一度交換したら数年は使い続ける重要な部品です。安価なものを選ぶこともできますが、車の仕様に合った信頼できるメーカーの製品を選ぶことが大切です。

参考:みんカラ

乗ってる人の口コミや感想レビュー

乗ってる人の口コミや感想レビュー

ヤリスのバッテリー上がりについて、実際にヤリスに乗っているユーザーからは様々な声が聞かれます。

実使用の声では、短距離通勤や週1回程度の稼働で上がりやすいという指摘が多く、駐車監視つきドラレコやOBD機器の常時接続が暗電流増加の要因として挙げられています。

ハイブリッドでは救援端子からの応急始動は可能でも、ジャンプスターターの種類によってはうまく作動しない例があり、定常的に12Vを供給できる方法のほうが成功率が高いという意見も見られます。


また、半ドアや室内灯以外のシステム待機による消費、セキュリティの常時監視など、目に見えにくい電力消費の積み重ねが原因になることもあります。週1回以上のメンテナンス充電や、駐車中の負荷見直しで改善したという声が複数確認できます。傾向として、用途に合った使い方と予防の組み合わせが再発防止につながっています。

ヤリスのバッテリーが上がりやすい状況への対処法と解決策

ヤリスのバッテリーが上がりやすい状況への対処法と解決策

  • 自宅でできるヤリス バッテリー充電方法
  • ヤリスハイブリッドのバッテリー寿命はどれくらい?
  • バッテリー交換の費用目安
  • ハイブリッド駆動用バッテリー交換費用
  • オートバックスでのヤリス バッテリー交換
  • ヤリスのバッテリーが上がりやすい問題と費用のまとめ

自宅でできるヤリス バッテリー充電方法

バッテリー上がりの応急処置や予防策として、市販のバッテリー充電器を利用する方法があります。特に、ジャンプスタートはあくまでエンジンを始動させるための応急処置であり、バッテリー本体の充電は別途行う必要があるため、充電器は非常に有効なツールです。

バッテリー充電器は、コンセントから電気を供給してバッテリーを充電するもので、日頃のメンテナンスや状態維持に役立ちます。近年の製品には、バッテリーの劣化原因となるサルフェーションを除去する機能や、弱ったバッテリーを回復させる機能が搭載されたものも多く、うまく活用すればバッテリーの寿命を延ばすことにもつながります。

充電は、バッテリーを車から取り外して行うことも可能ですが、ハイブリッド車の補機バッテリーは作業がしにくい場所にあり、無理な取り外しは危険が伴うため、車に搭載したまま充電できるタイプがおすすめです。ただし、ハイブリッド車の補機バッテリーは急速充電が禁止されているため、充電器を選ぶ際は注意が必要です。

メンテナンス充電のコツ

  • 電装品はオフにしてから接続・取り外しを行います。

  • 低温時は充電に時間がかかるため余裕を持って計画します。

  • ハイブリッド車はバッテリー位置が後席下など作業難度が上がるため、無理はせず専門店に相談します。

ヤリスハイブリッドのバッテリー寿命はどれくらい?

ヤリスハイブリッドのバッテリー寿命はどれくらい?

トヨタヤリスハイブリッドには、2種類のバッテリーが搭載されています。一つは、ハイブリッドシステムを動かすための「駆動用バッテリー」、もう一つは、エンジン始動や電装品に電力を供給する「補機バッテリー」です。それぞれの寿命は大きく異なります。

  • 駆動用バッテリーの寿命

駆動用バッテリーは、一般的に5〜10年、もしくは走行距離10万〜20万キロが寿命の目安とされています。トヨタは新車から5年または10万キロの保証を付けており、場合によっては8〜10年保証となることもあります。耐久性は非常に高く、よほどのことがない限り交換が必要になることは稀です。交換が必要になった場合の費用は非常に高額で、新品では20万〜40万円、リビルト品でも15万〜30万円程度かかるとされています。

  • 補機バッテリーの寿命

一方、補機バッテリーの寿命はガソリン車とほぼ同等で、約2〜4年で交換が推奨されています。中には5〜7年持つ事例も報告されていますが、バッテリー上がりが頻発する場合は寿命を迎えている可能性が高いでしょう。補機バッテリーが寿命を迎えると、ハイブリッドシステムが起動できなくなり、車が動かなくなってしまいます。

バッテリー交換の費用目安

ヤリスのバッテリー交換にかかる費用は、「バッテリー本体の価格」と「交換工賃」の合計で決まります。自分で交換するか、専門業者に依頼するかによって、総額は大きく変わります。

バッテリー交換費用(工賃込み)の目安

  • ガソリン車の場合

部品と工賃を合わせると、2万5千円から4万円程度が目安となります。DIYで交換する場合は、部品代のみとなり、1万から2万円台、安ければ5千円台から交換可能です。

  • ハイブリッド車の場合

ハイブリッド車の補機バッテリー交換は、3万円から6万円程度が目安です。

また、JAFなどのロードサービスや、出張整備サービスを利用する選択肢もあります。これらのサービスを利用する場合、総額は1万から4万円程度となることが多いようです。

ハイブリッド駆動用バッテリー交換費用

ハイブリッド駆動用バッテリー交換費用

ヤリスハイブリッドのメインバッテリー(駆動用バッテリー)の交換費用は非常に高額です。

新品の交換費用は20万から40万円程度リビルト品(再生品)でも15万から30万円程度かかるとされています。幸い、駆動用バッテリーは耐久性が高く、新車購入から数年で交換が必要になるケースは極めて稀です。

オートバックスでのヤリス バッテリー交換

大手カー用品店のオートバックスでも、ヤリスのバッテリー交換が可能です。オートバックスに依頼するメリットは、豊富な種類のバッテリーから選べることと、交換作業を安心して任せられる点です。

オートバックスでの費用目安

  • 交換工賃

オートバックスでバッテリーを購入した場合、工賃は500〜1,000円程度、または税込2,200円〜と比較的安価です。一方で、自分で持ち込んだ場合は、1,000〜4,000円程度の工賃がかかる場合があります。

  • バッテリー価格

店頭販売品は、パナソニックのカオスバッテリーが約45,000円など、高価な傾向があります。ただし、プライベートブランドなど、お得な選択肢も用意されています。

オートバックスでは、公式サイトから事前に予約や見積もりが可能です。また、交換作業時にメモリーバックアップも行ってくれるため、安心して任せることができます。

ヤリスのバッテリーが上がりやすい問題と費用のまとめ

記事のポイントについてまとめます

  • 短距離走行を繰り返す場合は定期的な長距離走行を心がける。
  • 駐車監視機能付きドライブレコーダーなど後付け電装品の消費電力に注意する。
  • 寒冷地での使用や長期間の停車はバッテリー上がりのリスクを高める。
  • ハイブリッド車は駆動用バッテリーではなく補機バッテリーの充電不足が主因となる。
  • ジャンプスタートはあくまで応急処置であり、根本的な充電が必要。
  • 自宅でできるバッテリー充電器での補充電は寿命を延ばす有効な手段。
  • ガソリン車のバッテリーはエンジンルーム内、ハイブリッド車は後部座席下にある。
  • ヤリスのバッテリーは欧州規格のLNタイプに適合するものを選択する。
  • バッテリー交換はDIYも可能だが、慣れていない場合は専門業者に依頼する。
  • ガソリン車補機バッテリーの交換費用は2.5万~4万円程度が目安。
  • ハイブリッド補機バッテリーの交換費用は3万~6万円程度が目安。
  • ヤリスハイブリッドの駆動用バッテリーは保証期間内であれば交換は稀。
  • 実際にヤリスに乗るユーザーも短距離走行や後付け品によるバッテリー上がりを経験している。
  • 定期的な運転や充電器によるメンテナンスでバッテリー上がりは予防できる。
  • 適切な知識と対策で、ヤリス バッテリー上がりやすいという不安は解消できる。
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