ソリオで高速道路を走行すると、怖いと感じる人も多いかもしれません。特に、横風の影響や車体の揺れ、エンジンの加速性能、高速走行時の騒音などが不安要素として挙げられます。スズキソリオはコンパクトカーの中でも全高が高く、軽量な設計のため、高速道路での安定性に課題を感じる人もいるでしょう。
では、ソリオは本当に高速道路での運転が怖い車なのでしょうか。風の影響を受けやすいのは事実なのか、長距離運転でも快適に走行できるのかといった疑問について詳しく解説していきます。
また、ソリオは「乗り心地がふわふわしている」「高速走行時にうるさい」といった口コミもありますが、2025年モデルでは走行安定性が向上しています。どのような点に注意すれば、より安心して運転できるのか、高速道路での対策や軽自動車・ルーミーとの比較を交えながら、ソリオの特性を詳しく見ていきましょう。
記事のポイント
- ソリオが高速走行時に風の影響を受けやすい理由と対策
- 高速走行時の乗り心地やふわふわ感の原因と改善策
- 高速道路での騒音の要因と静粛性を高める方法
- ソリオと他車(ルーミー・軽自動車)との高速安定性の違い
ソリオで高速走行は怖い?その理由と対策
スズキソリオ公式
- 風の影響を受けやすい?高速走行の注意点
- 乗り心地はふわふわ
- 高速でうるさい
- 高速長距離走行は疲れる?快適性のポイント
- 長距離運転の疲労を軽減・シートと室内環境の工夫
風の影響を受けやすい?高速走行の注意点
ソリオはコンパクトな車体ながらも車高が比較的高いため、高速道路を走行する際に風の影響を受けやすい車種です。特に横風が強い日は、ハンドルを取られる感覚があり、運転に注意が必要になります。では、なぜソリオは風の影響を受けやすいのか、また高速走行時の対策について詳しく解説します。
まず、ソリオの車体構造を考えると、全高が約1,745mmと高めでありながら、車幅は1,645mmと比較的狭い設計になっています。このバランスの影響で、特に強風の際には車体が横に振られやすくなります。さらに、車両重量が軽いため、大型トラックが横を通る際の風圧でも車が揺れることがあります。このような特性から、高速道路では風の影響を強く受けやすい車種であることがわかります。
- 横風に弱い
- 車両重量が軽い
対策
高速道路を走行する際は、風の強さを事前にチェックすることが大切です。天気予報や道路情報を確認し、強風注意報が出ている場合は運転の計画を見直すのも一つの方法です。次に、走行中はハンドルをしっかりと握り、急な風に備えて適切な車間距離を保つことが重要です。風が強い日は、通常よりも速度を落として走行することで、横風の影響を軽減できます。また、橋の上やトンネルの出口など、突発的に風が強くなる場所では特に注意しましょう。
さらに、タイヤの空気圧を適切に保つことも重要なポイントです。空気圧が不足していると、車体が不安定になり、風の影響を受けやすくなります。定期的に空気圧をチェックし、適正な状態を維持することを心がけましょう。また、エアロパーツの装着やサスペンションの強化といったカスタマイズを検討するのも、高速走行時の安定性向上に役立ちます。
このように、ソリオはその特性上、風の影響を受けやすい車ですが、運転の仕方や事前の準備によって安全に走行することは十分可能です。適切な対策を取ることで、高速道路でも安定した走行を実現できます。
乗り心地はふわふわ
ソリオに乗った際、「ふわふわした乗り心地」と感じる人は少なくありません。この特徴は、街乗りでは快適性につながるものの、高速道路や長距離運転ではデメリットになることもあります。ここでは、なぜソリオの乗り心地が「ふわふわ」と感じられるのか、その理由と注意点について詳しく解説します。
まず、ソリオのサスペンション設定は、比較的柔らかめにチューニングされています。これは、市街地での乗り心地を重視した設計であり、路面の細かい凹凸をスムーズに吸収するためのものです。特に低速走行時には、突き上げ感が少なく、乗り心地が良いと感じる人が多いでしょう。しかし、高速道路ではこの「柔らかさ」が影響し、車体が上下に揺れやすくなる傾向があります。
また、車両重量が軽いことも「ふわふわ感」を引き起こす要因の一つです。ソリオは1,000kg前後と軽量なため、路面の凹凸や風の影響を受けやすく、車体が安定しにくいことがあります。これにより、高速走行時には「浮いているような感覚」を覚える人もいます。さらに、カーブを曲がる際には車体のロール(傾き)が大きくなるため、乗り慣れていない人にとっては不安を感じることもあるでしょう。
対策
このふわふわした乗り心地への対策として、まず考えられるのはタイヤの交換です。標準装備のタイヤは燃費性能を重視したものが多いため、剛性の高いタイヤに変更することで、接地感が向上し、ふわふわ感が軽減されます。また、少し高額にはなりますがサスペンションの強化やダンパーの交換も効果的です。これらのカスタマイズを施すことで、よりしっかりとした乗り心地を得ることができます。
このように、ソリオの乗り心地は、街乗りでは快適であるものの、高速道路ではふわふわとした感覚を覚えやすいという特徴があります。乗り心地の好みは人それぞれ異なりますが、長距離運転を考えている場合は、タイヤやサスペンションの調整を検討するのも一つの方法です。
高速でうるさい
ソリオで高速道路を走行すると、「車内がうるさい」と感じる人が多いようです。特に100km/h以上の速度域では、エンジン音や風切り音が気になり、快適性を損なう要因となることがあります。では、なぜソリオは高速走行時にうるさく感じられるのか、具体的な原因と対策について解説します。
まず、ソリオのエンジンは1.2Lの自然吸気エンジンを搭載しており、高速道路での巡航時にはエンジン回転数が上がりやすい傾向にあります。特に追い越し時や上り坂では、アクセルを踏み込むとエンジン音が大きくなり、車内に響きやすくなります。
次に、風切り音の影響も無視できません。ソリオはコンパクトなボディながら車高が高いため、高速走行時に風の抵抗を受けやすくなります。特に、横風の強い日には、窓の隙間やドア周りから風切り音が発生しやすくなります。さらに、車両の遮音材が比較的薄いため、ロードノイズ(タイヤから発生する音)や外部の音が車内に入り込みやすいことも、うるさく感じる原因の一つです。
注:ソリオはコンパクトカーの中では比較的静粛性が高い車種です。
対策
この問題に対処する方法として、まずはタイヤの見直しが挙げられます。静粛性の高いタイヤに交換することで、ロードノイズを抑えることができます。また、風切り音対策として、ドアのシール部分に追加のウェザーストリップを装着するのも効果的です。
このように、ソリオは高速道路での走行時に騒音が気になる場面がありますが、適切な対策を施せば、より快適な車内環境を作ることができます。長距離運転を頻繁に行う人は、これらの対策を検討すると良いでしょう。
高速長距離走行は疲れる?快適性のポイント
ソリオは都市部での運転がしやすいコンパクトな設計ですが、高速道路での長距離走行においては快適性や疲労のしやすさが気になるところです。長時間運転すると、シートの座り心地や騒音、乗り心地が大きく影響します。ここでは、ソリオの長距離運転での快適性と、疲れを軽減するポイントについて解説します。
まず、シートの快適性についてですが、ソリオのシートは基本的にソフトな座り心地で、街乗りでは適度なクッション性があるため快適です。しかし、長距離を走ると、腰や背中への負担を感じることがあります。特に、長時間座り続けると、腰へのサポートが不足していると感じる人もいるでしょう。このため、長距離運転をする際は、クッションやランバーサポート(腰当て)を使用することで、快適性を向上させることができます。
長距離運転の疲労を軽減・シートと室内環境の工夫
高速道路を長時間運転すると、シートの快適性や車内環境が疲労に大きく影響します。ソリオはコンパクトカーながら車内空間が広く、適切な調整を行えば快適な長距離ドライブが可能です。
シートは柔らかめで街乗りには快適ですが、長時間の運転では腰や背中に負担を感じることがあります。そこで、クッションやランバーサポートを活用し、座席の位置を調整することが重要です。背もたれを少し倒し、腰をサポートすることで疲労を軽減できます。
さらに、車内の温度や湿度調整も疲労軽減に役立ちます。エアコンを適切に設定し、夏場は冷えすぎ、冬場は乾燥しすぎないように注意しましょう。また、適度に換気を行い、新鮮な空気を取り入れることも効果的です。
加えて、音楽やポッドキャストを活用し、リラックスしながら走行するのもおすすめです。
また、適度な休憩も必要です。2時間ごとにサービスエリアで休憩し、軽くストレッチをすることで血流を促し、集中力を維持できます。
このように、シートの調整、室内環境の工夫、ノイズ対策、適度な休憩を組み合わせることで、ソリオでも快適に長距離運転ができるようになります。
ソリオで高速走行は本当に怖い?乗り心地や走行性能の評価
スズキソリオ公式
- 新型ソリオの走行性能は向上
- 追い越しは不安?エンジンパワーと加速性能
- ソリオとルーミーを比較|高速での安定性の違い
- 軽自動車とどっちがいい?性能と安全性
- 新型ソリオの安全装備は十分
- ソリオに乗ってる人の口コミ・感想レビュー
- ソリオで高速走行が怖いと感じる理由と対策まとめ
新型ソリオの走行性能は向上
新型ソリオは、従来モデルと比べて走行性能が向上しています。特に、高速道路での安定性を考慮した改良が施されており、以前よりも快適な走行が可能になっています。
まず、車体サイズについてですが、2023年以降の新型ソリオの全幅は1645mmと従来モデルの1620~1625mmよりわずかに幅が広くなっています。これにより、横風の影響を受けにくくなり、直進安定性が向上しました。また、サスペンションの調整も施されており、高速走行時のふわふわ感が軽減されています。
エンジン面では、1.2Lの自然吸気エンジンに加え、ハイブリッドモデルの燃費性能も向上しました。(2025年モデルではマイルドハイブリッドのみ)高速走行時のエンジン回転数が抑えられることで、エンジン音や振動が軽減され、より静かな車内環境が実現されています。さらに、最新の「スズキ セーフティ サポート」やが搭載されており、高速道路での運転支援機能が強化されています。
このように、新型ソリオは高速走行時の安定性や静粛性が向上しており、従来よりも快適に運転できる仕様となっています。
追い越しは不安?エンジンパワーと加速性能
ソリオの1.2Lエンジンは、街乗りでは十分なパワーを発揮しますが、高速道路での追い越し時には加速性能にやや不安を感じることがあります。特に、上り坂や追い越し車線への移動時には、アクセルを踏み込んでも加速が鈍く感じる場面があるでしょう。
新型ソリオのエンジンは、※91馬力・118Nmのトルクを発揮する1.2L自然吸気エンジンを搭載しており、高速道路での巡航には問題ありません。ただし、ターボエンジンを搭載したルーミーなどと比較すると、瞬発的な加速力ではやや劣ります。そのため、追い越し時には十分な車間距離を確保し、早めにアクセルを踏み込むことが重要です。
また、ハイブリッドモデルではモーターアシストが加わるため、発進時や加速時のレスポンスが向上しています。中古車購入を検討の場合、燃費と動力性能のバランスを考慮するなら、ハイブリッドモデルの選択も検討すると良いでしょう。
※2025年モデルは燃費を重視し、4気筒から3気筒に変更となり82馬力109Nm
ソリオとルーミーを比較|高速での安定性の違い
ソリオとルーミーを比較すると、高速道路での安定性にはそれぞれ異なる特性があります。ルーミーは全幅が広く全高が低いため、より安定した走行が可能です。一方、ソリオは全幅が狭く全高が高いため、強風の影響を受けやすく、特に横風が強い日には挙動が不安定になりがちです。
具体的な寸法を比較すると、新型ソリオの全幅は1645mm、全高は1745mmで、従来モデルより20mm広がったものの依然としてコンパクトなサイズです。一方、ルーミーは全幅1670mm、全高1735mmとなっており、わずかですがルーミーの方が全幅が広く全高が低いため、安定感では優位性があるといえます。
狭い道での取り回しの良さという点ではソリオが有利ですが、高速道路での安定性という面では、幅広で低重心のルーミーの方が優れている傾向があります。しかし、ソリオの2025年モデルでは、走行安定性も向上しており、一概に高速の安定性がルーミーより劣っているとは言えません。運転環境や用途に応じて、それぞれの特性を考慮することが重要です。
車種 | 全幅 (mm) | 全高 (mm) |
---|---|---|
新型ソリオ | 1645 | 1745 |
ルーミー | 1670 | 1735 |
軽自動車とどっちがいい?性能と安全性
ソリオを購入する際に「軽自動車とどちらがいいか?」と悩む人は多いかもしれません。特に、軽自動車の人気モデルと比較した場合、どちらを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。ここでは、性能と安全性の観点から比較します。
まず、エンジン性能では、ソリオは1.2Lエンジンを搭載し、一般的な軽自動車(0.66L)よりパワーがあり、高速道路の合流や追い越しがスムーズです。一方、軽自動車はパワー不足を感じることがあり、高速走行には不向きです。
安全性では、ソリオは普通車規格で衝突安全性能が高く、「スズキ セーフティ サポート」などの先進装備を搭載。一方、軽自動車は車体が小さいため、衝突時の安全性がやや劣ります。
維持費の面では軽自動車が有利。自動車税や燃費を考えるとコストを抑えられますが、荷物を多く積むならソリオが適しています。
走行性能・安全性を重視するならソリオ、維持費を抑えたいなら軽自動車がおすすめです。
新型ソリオの安全装備は十分
ソリオには、スズキの先進安全技術「スズキ セーフティ サポート」が搭載されており、高速道路での安全性が強化されています。これにより、長距離運転でも安心して走行することが可能です。
主な機能の一つが、デュアルカメラブレーキサポート です。前方の車両や歩行者を検知し、衝突の危険がある場合は自動でブレーキを作動させます。高速道路では、渋滞時や前方車両の急減速に対応しやすくなるため、追突事故のリスクを低減できます。
また、アダプティブクルーズコントロール(ACC) も搭載されており、一定の速度で走行しつつ、前方車両との距離を自動調整します。これにより、高速道路での長距離運転時の負担が軽減され、ドライバーの疲労を抑えることができます。ただし、完全な自動運転ではないため、常にハンドル操作や周囲の確認を怠らないことが重要です。
さらに、車線逸脱警報 や ふらつき警報 も装備されており、高速走行中の安定した運転をサポートします。特に、横風の影響を受けやすいソリオにとっては、車線をはみ出しそうになった際に警報を発する機能が役立ちます。
このように、スズキ セーフティ サポートの充実した機能により、ソリオは高速道路での安全性が向上しています。これらの装備を活用し、安全なドライブを心がけましょう。
※セーフティーサポートは2017年モデル以降
装着車と非装着車があるが、2025年モデルは標準装備
参考:スズキ|安全装備
ソリオに乗ってる人の口コミ・感想レビュー
高速乗ってる時の強風マジで怖いよね😭
旦那の車がソリオなんだけど、風強い日たまーにハンドル取られそうになるからホント恐怖だよ:(;゙゚'ω゚'):
子供乗せてるから尚更寿命縮みそう…🥶— みぃ@ぬこ好き屋/ゲーム漬けになりたい (@mii_nukosukiya) November 26, 2024
安かったから 距離の少ない25年式にしたよ
ソリオは良い🚗だけど高速が怖いよ😢
一番売れたフィットだよね~🚗 パンクというよりはエア漏れ 石鹸水ホイルとタイヤに吹きかけたら泡がブクブクと出て来たよ で再度組みなおし液体ガスケットで対応ですわ
— 🍦😊kuni😊🍦 (@utuutukuni) December 25, 2023
我が家のソリオは平均18km/Lだから燃費は良くなってるな。ただ高速走行はマイチェン前の4気筒に歩がある。YouTubeで見た限りだと音と振動が気になった。低中速域はマイチェン後の方がいい。良いマイチェンだと思うな。 https://t.co/NXz69i6p7L
— DAITORY (@daisuke1028gs) February 11, 2025
以前の車が10万㌔超え車検、小さい子が居るのでスライドドアのソリオに乗換え。
高速乗る時はSモード使えば合流も大丈夫。燃費もアイドリングキャンセルしてて画像の通り出せた。回すと16位か
横風に弱いのとタイヤ細いのはイマイチだが、意外と踏めば走る印象。
流石スズキさん。無性にドライブしたい pic.twitter.com/mb0dP5zuIu— BF1943アオキ (@BF1943BF5) February 15, 2025
ソリオで高速走行が怖いと感じる理由と対策まとめ
- ソリオは車高が高く車幅が狭いため、横風の影響を受けやすい
- 車両重量が軽いため、大型車の風圧で揺れやすい
- 高速走行時にハンドルが取られる感覚がある
- 乗り心地がふわふわしており、高速では車体が揺れやすい
- エンジンは1.2L自然吸気で加速性能が控えめ
- 追い越し時に加速が鈍く、パワー不足を感じることがある
- 高速道路ではエンジン回転数が上がり、騒音が大きくなる
- 風切り音が発生しやすく、ロードノイズも車内に響きやすい
- タイヤの種類や空気圧によって走行安定性が変わる
- 走行時の安定性を高めるために、速度を控えめにすることが重要
- 新型ソリオは全幅が広くなり、安定性が若干向上
- 高速走行時は車間距離を十分にとり、安全運転を心がける
- アダプティブクルーズコントロールを活用すると疲労軽減につながる
- シート調整やクッションを活用し、長距離運転の負担を軽減できる
- 風の影響を受けにくくするために、エアロパーツの装着も有効