出典:ホンダN-ONE公式
N-ONEを検討して検索すると、N-ONE 乗り心地 悪いという言葉が目に入り、不安になっている方は多いはずです。とくに新型N-ONEの乗り心地がどう変わったのか、段差での突き上げや後部座席の乗り心地、エンジン音がうるさいという口コミが気になるところです。
実際には、乗ってみて後悔したという声がある一方で、思ったほど欠点ではなかったという声もあり、情報が錯綜しやすい状況になっています。シートで腰痛が出やすいのか、静音化や防音対策でどこまで快適性を高められるのかも、購入前に整理しておきたいポイントです。
この記事では、N-ONEの乗り心地改善の方法やエンジン音がうるさいと言われる背景を中心に、うるさい・突き上げが気になる方から静音化や防音対策まで知りたい方まで、N-ONEの乗り味を総合的に理解できるように客観的な情報をまとめて解説します。
記事のポイント
- N-ONEの乗り心地が悪いと言われる主な理由が分かる
- 後部座席やエンジン音など具体的な弱点と実態を把握できる
- 乗り心地改善や静音化の現実的な対策方法が分かる
- 後悔を避けるためのチェックポイントを整理できる
N-ONEの乗り心地が悪いと言われる点

- 新型N-ONE 乗り心地の特徴
- 段差で感じる突き上げ
- 後部座席の乗り心地は硬め
- N-ONEのエンジン音はうるさい?
- N-ONEの主な欠点と価格面の注意
新型N-ONE 乗り心地の特徴
現行型のN-ONEは、初代からフルモデルチェンジした二代目で、プラットフォームや足回りが大きく刷新されています。サスペンション形式は前がマクファーソン式、後ろがFFと4WDで仕様が異なり、ボディ剛性も高められています。横力キャンセルスプリングや前後スタビライザーを採用し、直進安定性とコーナリング時の安定感を高めつつ、車体の揺れを抑える方向のチューニングが行われています。
その結果として、全体のキャラクターは「柔らかくふわふわ」ではなく、「引き締まったしっかり系」に近い乗り味です。軽自動車としてはロールが少なく、カーブや高速道路での安定感は評価されやすい一方で、路面の凹凸を素直に伝えやすく、これが乗り心地悪いという印象につながることがあります。
スポーティーなRSグレードや15インチタイヤを履くグレードは、サスペンションやタイヤがより硬めの方向に振られているため、路面状況が悪い道や段差が多い街中では、突き上げ感を強く感じる人もいます。一方で、ハンドリングのキビキビ感や高速域の安心感を高く評価する口コミもあり、期待している乗り味とのギャップが評価の分かれ目になっています。
また、2025年に登場した電気自動車のN-ONE e:では、床下にバッテリーを搭載した低重心レイアウトにより、フラット感や乗り心地の良さを打ち出しています。同じN-ONEでもグレードや駆動方式によって印象が変わるため、どの仕様のレビューなのかを意識して情報を整理することが大切です。
参考:グーネット|N-ONE(ホンダ)のクルマレビューをご紹介

段差で感じる突き上げ

N-ONEの乗り心地 悪いという口コミの中で、とくに目立つのが段差通過時の突き上げに関する指摘です。段差を越えた瞬間に「ドン」とくるような衝撃を感じやすく、長時間の街乗りや通勤で疲れやすいという声が出ています。
突き上げを感じやすい大きな要因は、車体の設計とタイヤ・サスペンションの組み合わせです。ホイールベースが比較的短い軽自動車であることに加え、スポーティーなグレードでは15インチの低扁平タイヤを装着しているため、タイヤ自身のクッション性が低くなります。そこに硬めのサスペンションセッティングが加わることで、段差のショックを吸収しきれず、車内に鋭く伝わりやすくなっています。
さらに、空気圧が高めに設定されている個体や、ユーザー側で燃費改善を狙って空気圧を上げている場合も、突き上げ感を助長する要素になります。軽量なボディに硬めのタイヤとサスという組み合わせは、スポーティーで応答性が良い一方、乗り心地面ではシビアになりやすい傾向があります。
実際の対策としては、インチダウンで14インチタイヤに変更し、扁平率を上げてタイヤのクッション性を確保する方法や、空気圧を指定下限側に合わせて調整する方法が挙げられます。ただし、空気圧を下げすぎると燃費やタイヤ寿命に影響するため、メーカー指定の範囲内で調整することが前提になります。
こうした事情から、N-ONEは「柔らかくてふんわりした乗り心地」を求める人よりも、「多少の硬さがあってもハンドリング重視」という人に向きやすい車種だと考えられます。
参考:カーセンサー
後部座席の乗り心地は硬め
後部座席の乗り心地については、多くの口コミで前席との差が指摘されています。N-ONEはデザイン優先のコンパクトなボディで、室内長や高さは必要十分な一方、軽ハイトワゴンほどの余裕はありません。客室内寸法は2,050×1,300×1,195mmと公表されており、4人が乗れる実用性は確保しながらも、後席にはある程度の割り切りが入っています。
後席シートは前席に比べてクッションが薄く、背もたれの角度も固定で、リクライニング機構は備わっていません。そのため、姿勢の自由度は低く、長時間乗車では腰や背中に負担を感じやすいケースがあります。さらに、リア側のサスペンションは荷室との兼ね合いもあり、しっかりめの味付けになりやすいため、路面の凹凸を後席の方が強く感じるという声も少なくありません。
前席と後席の特徴を整理すると、イメージは次のようになります。
| 座席位置 | 特徴の傾向 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 前席 | ホールド性が高く姿勢調整の自由度も高い | 毎日の通勤や一人・二人でのドライブ |
| 後席 | クッションが薄く姿勢固定気味で揺れも感じやすい | 近距離の送迎や短時間の同乗 |
また、N-BOXのようなスライド機構やリクライニング機能は備わっていないため、シートアレンジで後席空間を大きく拡張することはできません。
家族で長距離移動を頻繁に行う予定がある場合や、後席に大人がよく座る使い方を想定している場合は、試乗時に必ず後席にも座って確認することが後悔防止につながります。
N-ONEのエンジン音はうるさい?

N-ONEの静粛性については、評価が分かれやすいポイントです。3気筒エンジン特有の音質や振動があり、加速時や高回転域ではエンジン音 うるさいと感じる人もいます。一方で、軽自動車としてはよく抑えられていると評価する声もあり、どの車から乗り換えるのか、どの程度の静かさを求めるのかによって印象が変わります。
街中での常用回転域では、エンジン音とロードノイズがバランスよく聞こえるようにチューニングされていますが、高速道路での追い越し加速や長い上り坂では、回転数が上がることでエンジン音が前面に出てきます。こうした場面で、静かなコンパクトカーから乗り換えたユーザーほど、エンジン音が気になる傾向があります。
メーカー側も静粛性には配慮しており、ボディ剛性を高めて振動を抑えたり、パネルの共振周波数を調整してこもり音を減らしたりする工夫が盛り込まれています。それでも、軽自動車という枠内で重量とコストの制約があるため、普通車と同等レベルの静かさを求めるとギャップを感じやすくなります。
また、ロードノイズや風切り音も、タイヤサイズや路面状況によって印象が変わります。静音性の高いタイヤを選ぶとエンジン音が際立ちやすくなり、逆にエンジン側の遮音を強化するとロードノイズが気になるなど、どこを優先して対策するかを考える必要があります。
最近登場したN-ONE e:は、モーター駆動による静かさや低重心化により、エンジン音の代わりにモーター音とロードノイズが主体になる乗り味とされます。静粛性を重視する場合は、ガソリン車か電気自動車かも含めて比較検討する価値があります。
N-ONEの主な欠点と価格面の注意
N-ONEの全体的な評価は高い一方で、欠点としてよく挙げられるポイントはいくつか共通しています。代表的なものを整理すると次のようになります。
| 項目 | 内容の傾向 |
|---|---|
| 乗り心地の硬さ | 足回りとタイヤの設定がしっかりめで突き上げやゴツゴツ感を指摘する声がある |
| 後席スペース | 室内長は確保されているものの、シートの薄さやリクライニング不可で快適性は高くない |
| 価格の高さ | グレードによっては200万円前後となり、同価格帯のコンパクトカーと比較されやすい |
| 燃料タンク容量 | FF車で27L、4WD車で25Lと小さめで、長距離移動が多い人は給油頻度が増える可能性がある |
まず価格面では、装備や安全性能を含めて考えると妥当とする見方がある一方、「軽自動車にしては高い」と感じる人も少なくありません。同じ予算でコンパクトカーが選べる価格帯のため、室内スペースや静粛性を重視する人ほど、他車種との比較が必要になります。
燃費については、カタログ上のWLTCモード燃費がおおむね21.0〜23.2km/L(グレードによって異なります)とされており、軽自動車としては平均〜良好なレベルですが、実走行では乗り方や環境によって差が出ます。特に短距離走行が多い使い方では、期待より伸びないという声もあります。
乗り心地が悪いという評価は、こうした価格面や装備面の期待値とセットで語られることが多く、「この価格ならもっと柔らかくて静かな方がいい」という基準で判断されるケースもあります。どこまでをN-ONEのキャラクターとして許容できるかを、自分なりに整理しておくことが、後悔を防ぐポイントになります。
N-ONEの乗り心地が悪いときの対策

- 今日からできる乗り心地改善の基本
- N-ONEプレミアムの防音と静音化
- N-ONEのシートで腰痛を防ぐ方法
- 乗ってる人の口コミ・感想レビュー
- まとめ:N-ONEの乗り心地は悪いか
今日からできる乗り心地改善の基本
N-ONEの乗り心地改善は、大掛かりなカスタムに踏み切る前に、まず基本的なポイントを見直すことで、体感が変わるケースが多くあります。
タイヤと空気圧を整える
最初に確認したいのがタイヤと空気圧です。
- 指定空気圧を上回る状態が続いていると、路面の凹凸を拾いやすくなり、ゴツゴツした突き上げにつながります。スタンド任せにせず、自分でも定期的にチェックし、指定範囲内で適正に保つことが大切です。
- スポーティーな15インチタイヤから、14インチのコンフォート寄りタイヤに変更することで、タイヤ自体のクッション性が増し、乗り心地をマイルドにできる場合があります。
シートクッションを活用する
座り心地の硬さや腰への負担が気になる場合は、低反発のシートクッションやランバーサポートを導入する方法があります。市販品は2,000〜5,000円程度の価格帯が多く、手軽に試せる対策です。
- 座面のクッションを追加して、段差からのショックをやわらげる
- 腰当てクッションで、腰椎の自然なカーブに近づける姿勢を保ちやすくする
といった形で、サスペンションに手を入れなくても体が感じる負担を軽減できます。
サスペンションの変更を検討する
タイヤやシートで改善が難しい場合は、純正オプションのサスペンションキットや、信頼できる社外品を検討する選択肢もあります。純正のModuloサスペンションのように、乗り心地と操縦安定性のバランスを狙った商品も用意されており、過度に硬くせずにしなやかさを加える方向のチューニングがされているものもあります。
ただし、ローダウンを強く意識したサスペンションへの交換は、見た目は良くても乗り心地がさらに悪化するリスクがあります。交換作業は専門店に任せ、目的と期待する乗り味を明確にした上で選ぶことが大切です。

N-ONEプレミアムの防音と静音化

エンジン音やロードノイズが気になる場合は、静音化の対策を組み合わせることで、体感的な快適性を引き上げることができます。N-ONEの中でもPremiumやPremium Tourerといったグレードは、遮音材が多めに使われており、ある程度防音仕様になっていますが、それでも軽自動車としての限界はあります。
より静かにしたい場合は、以下のような施工が検討されます。
- フロアやラゲッジフロアに制振シートと吸音材を追加して、ロードノイズを抑える
- リアフェンダー内側に制振材と吸音材を貼り、タイヤハウスからのノイズをカットする
- ドア内部にデッドニングを施し、スピーカー音質の向上とともに外部ノイズの侵入を減らす
- ボンネット裏やバルクヘッド周辺に遮音材を追加し、エンジン音の侵入を抑える
これらの施工は、専門店に依頼すると総額で数万円〜十数万円になるケースが多く、施工範囲や使用する材料によって費用が大きく変わります。
代表的な施工箇所と期待できる効果感は、次のようなイメージです。
| 施工箇所 | 主な狙い |
|---|---|
| フロント・リアフロア | ロードノイズの低減、車内のこもり音軽減 |
| ドア内部 | 外部騒音の低減、オーディオ音質向上 |
| リアフェンダー周辺 | タイヤハウスからのノイズカット |
| ボンネット周り | エンジン音の侵入抑制 |
部分施工でも変化は感じられますが、エンジン音だけ、ロードノイズだけを抑えると、残った音が相対的に気になることもあります。どの音をどこまで抑えたいのかを整理し、予算とのバランスを取りながら施工範囲を選ぶことがポイントです。
N-ONEのシートで腰痛を防ぐ方法
N-ONEのシートは、軽自動車としてはしっかりしているという評価も多い一方で、長時間運転をすると腰痛が出やすいという声も見られます。これはシートそのものの特性に加えて、乗車姿勢や体格との相性も大きく影響します。
まず意識したいのは、シート位置と背もたれ角度の見直しです。
- ペダルを踏み込んだときに、膝が伸びきらず余裕がある位置にシートを合わせる
- 背もたれを倒しすぎず、背中全体でシートに預けられる角度に調整するステアリングを握ったときに、肩がシートから浮かない範囲で腕が自然に伸びる位置に合わせる
- といった基本を押さえることで、腰への負担を軽減しやすくなります。
さらに、前述の通りランバーサポート(腰当てクッション)を追加することで、腰椎のカーブを支え、長時間でも疲れにくい姿勢を保ちやすくなります。座面用の低反発クッションと組み合わせると、段差からのショックもやわらぎます。
それでも腰痛が強く出る場合や、持病がある場合は、無理をせず専門の医療機関で相談し、自分の体に合った運転時間の取り方や休憩の頻度を考えることが大切です。N-ONEに限らず、どの車でも長時間同じ姿勢を続ければ負担がたまるため、1〜2時間ごとに休憩とストレッチを挟む習慣をつけると安心です。
乗ってる人の口コミ・感想レビュー

N-ONEに乗ってる人のイメージや、実際の口コミを俯瞰すると、乗り心地に関する評価は「硬めだけれど概ね好評」という傾向が見えてきます。
ユーザーの評価点を見ると、走行性能や外観のスコアが高く、乗り心地も5点満点中4点前後と、軽自動車としては高水準の評価が付いているケースが多くなっています。ただ、その中身を詳しく見ると、次のような声が混在しています。
- 足回りはしっかりしていて安心感があるが、段差でのゴツゴツ感は気になる
- 高速道路での安定感や直進性は満足だが、路面の荒れた道では揺すられやすいシートの出来は良いが、リアショックの抜けやすさや後席の突き上げが気になる
- 乗り心地 悪いという口コミは、主にRSグレードや15インチタイヤ装着車から出ている傾向があります。一方で、Original系のグレードや14インチタイヤ装着車では、「軽としては十分」「ちょうどよい硬さ」といった声も多く、仕様の違いを前提に評価する必要があります。
総じて、N-ONEに乗っている人の口コミからは、「外観デザインと走りが気に入っているこだわり派が多い」「乗り心地に関しては硬さを理解したうえで選んでいる」というイメージが見えてきます。柔らかく快適なミニバン的な乗り味を期待する人よりも、コンパクトでキビキビ走る車を求める人に支持されていると考えられます。
参考:価格.com

まとめ:N-ONEの乗り心地は悪いか
- 硬めの足回りとタイヤ特性が、N-ONE 乗り心地 悪いと感じる主な要因になりやすい
- 15インチタイヤ装着車は段差での突き上げが強く長距離で疲れやすいと感じる人が一定数いる
- 後部座席 乗り心地はシートの薄さと姿勢の制約から長時間乗車では負担が出やすい
- エンジン音がうるさいと感じる場面は高回転の加速時が中心で静かな車を求める人は注意
- 静音化やプレミアム防音施工でノイズ低減は期待できますが費用と重量増のバランス確認が必要
- 価格帯は軽として高めで装備内容や安全性能とのバランスを事前にしっかり確認することが大切
- 燃料タンク容量が小さく給油回数が増えるためロングドライブ中心の人は運用イメージを持つ必要がある
- 乗り心地改善にはタイヤと空気圧の見直しに加えてサスペンションの仕様確認も合わせて行うと安心
- シートクッションやランバーサポートで腰痛対策をしやすい車だが根本的な姿勢の見直しも必要
- 静音化はフロアやドアなど複数箇所を組み合わせると効果が出やすく部分施工では物足りなさが残りやすい
- N-ONEに乗ってる人のイメージはこだわりが強く車好きという評価が多く趣味性を重視する層に合う車
- 口コミでは乗り心地評価はおおむね高く硬さが気になる人が一部いる程度で期待値による差が大きい車
- N-ONE 乗り心地 悪いと感じるかは期待値と用途で変わり街乗りか高速主体かで印象が分かれる
- 後悔を避けるには試乗で後部座席と高速走行の感触を確かめ自分の体に合うか見極めることが大切









