N-VAN助手席交換で車検は通る?費用やN-BOX流用も解説

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出典:ホンダN-ONE公式

N-VANの助手席を交換して快適性を高めたいものの車検に通るか不安だという方は多いでしょう。この記事では気になる助手席交換費用や複雑な配線の処理方法について詳しく解説します。

またシート交換としてNBOXの純正品を流用する際の注意点や手軽な助手席快適化のアイデアも紹介します。さらに本格的なレカロシートの導入に欠かせないシートやレールの選び方や便利な助手席スライド機能の追加についても触れていきます。

記事のポイント

  1. 助手席交換で車検に通るための条件や必要書類が分かります
  2. N-BOX純正シート流用やレカロ導入にかかる費用の目安を把握できます
  3. エアバッグやシートベルト警告灯などの配線処理の重要性を理解できます
  4. 助手席の快適化やスライド機能追加における法的な注意点を学べます
    目次

    N-VANの助手席交換で車検に通るための条件

    N-VANの助手席交換で車検に通るための条件

    • N-VANのシート交換にNBOX用は流用可能か
    • N-VANの助手席交換にかかる費用の目安
    • 助手席交換 配線の注意
    • 車検対応でできるN-VANの助手席快適化
    • 助手席スライド機能追加と車検

    N-VANのシート交換にNBOX用は流用可能か

    N-VANのシート交換にNBOX用は流用可能か

    出典:ホンダN-BOX

    N-VANの助手席はフルフラットになる機能が優先されているため、長時間の乗車には不向きと感じるユーザーも少なくありません。そこで、同じホンダのN-BOX(JF3/JF4型など)の助手席を流用したいと考えるケースがありますが、車検の観点からは慎重な判断が求められます。

    物理的にはN-BOXのシートをN-VANに取り付けること自体は可能とされています。しかし、車検に通るかどうかは「道路運送車両法の保安基準」に適合していることを証明できるかが鍵となります。純正シート同士であっても、N-VANとN-BOXでは車両型式が異なります。そのため、単に取り付けただけでは、メーカーが保証する強度や安全性が担保されていないとみなされる可能性があります

    特にディーラー車検や厳しい検査場では、他車種のシート流用に対して「保安基準適合性を証明する書類」の提示を求められることがあります。N-BOXのシートはN-BOXの車体に合わせて衝突試験などが行われているため、N-VANに装着した場合の安全性が公的に証明されているわけではありません。一部のユーザー車検や民間車検場では、取り付け状態にガタつきがなく、シートベルトや警告灯が正常に機能していれば通過する事例もあるようですが、これは検査員の判断に委ねられる部分が大きく、確実な方法とは言えません。

    したがって、N-BOXシートの流用を検討する場合は、車検時のリスクを十分に理解し、万が一指摘された際には純正シートに戻せるよう準備をしておくことが賢明です。また、事前に管轄の軽自動車検査協会や依頼予定の整備工場に相談し、見解を確認しておくことを強く推奨します。

    流用で起きやすい確認ポイント

    取付がボルトオンに近いケースでも、次のような点で差が出やすいです。見た目が収まっても、検査では別の観点で見られます。

    確認項目 なぜ見られるか つまずきやすい例
    固定方法と強度 乗車装置としての安全性 座面高さのズレで干渉が出る
    シートベルトとの関係 拘束装置の性能に関わる ベルトバックル側の形状違い
    SRSや警告灯 安全装備の不具合扱い エアバッグ警告灯の点灯
    ヘッドレスト 前席は装着が前提になりやすい 車検当日に付け忘れる

    特に前席ヘッドレストは、普段の使い方によって外したままになりやすく、車検時に不利になり得ます。N-VANの車検に関する解説でも、運転席・助手席はヘッドレスト装着が前提だと注意喚起されています。

    出典:CarWatch

    流用の判断は書類よりも実務確認が先

    純正同士の流用は、一般論として社外品よりハードルが低く見られがちです。一方で、車検は「その車両の現状が基準に適合しているか」を確認する場なので、型式違いの流用を公式に保証する枠組みは基本的に用意されていません。保安基準の体系は国土交通省が公開しており、座席などの乗車装置に関する条文も含めて確認できます。

    したがって、流用を前提に進めるなら、部品選定の段階で「警告灯が出ない状態を作れるか」「固定に加工が要るか」を具体化し、車検を依頼する整備工場にも事前に相談しておくのが現実的です。

    出典:国土交通省

    N-VANの助手席交換にかかる費用の目安

    助手席交換にかかる費用は、どのようなシートを選ぶかによって大きく変動します。ここでは、N-BOX等の純正シートを流用する場合と、レカロ等の社外シートを新品で導入する場合の一般的な費用感を比較します。

    項目 純正N-BOXシート流用(中古) レカロ等の社外シート(新品)
    シート本体 1.5万円~4万円程度 8万円~25万円程度
    シートレール 1.5万円~3万円程度(専用品推奨) 2万円~3万円程度(保安基準適合品)
    工賃 1万円~3万円程度 1万円~3万円程度
    合計目安 4万円~10万円程度 11万円~31万円程度

    純正流用の場合は、オークションサイトや中古パーツ店でシートを入手することが多いため、部品代を抑えやすい傾向があります。ただし、そのままポン付けできない場合は加工賃が発生したり、別途N-VAN用の社外シートレールを購入する必要が出てきたりするため、総額が予想よりも高くなるケースも考えられます。

    一方、レカロなどのブランドシートを導入する場合は、シート本体の価格に加え、車検対応の専用ベースフレーム(シートレール)の購入が必須となります。さらに、後述する強度証明書の取得費用や、配線処理のためのキャンセラー部品代なども考慮しておく必要があります。コストはかかりますが、正規代理店で施工すれば車検適合性が高く、座り心地や安全性も高いレベルで確保できる点がメリットです。予算と目的に応じて、どちらの方法が自分に適しているかを検討してみてください。

    助手席交換 配線の注意

    助手席交換 配線の注意

    助手席交換で最もトラブルになりやすいのが配線です。見た目は座席でも、下回りにはSRS関連やシートベルト警告灯などの回路がまとまっていることが多く、誤った取り回しは警告灯点灯や安全装備の機能不全につながります。

    車検で見られやすいのは警告灯と機能状態

    検査ラインでは、灯火類と同様に、警告灯が点灯したままの状態を避ける必要があります。座席交換後に警告灯が出る場合、車検で不利になる可能性が高まります。

    また、配線の扱いに関しては、作業時にバッテリーを外すなど基本手順を踏むことが紹介されることがありますが、安易に回路を短絡させたり、疑似的に信号を作って警告灯だけを消す行為は、安全面の観点から推奨されません。安全装備の取り扱いは、車検対応以前に事故時のリスクに直結するため、基本的には認証整備工場などでの確認が無難です。

    配線で起こりがちな失敗パターン

    配線は「つながれば良い」では済まない場面が多く、特に次のようなケースは起こりがちです。

    • コネクタ形状は合うが、配列や信号が一致していない
    • シート側に機能がない、または仕様が異なる
    • 配線の固定が甘く、可動部に当たって被覆が傷む
    • 診断機では異常が残り、警告灯が消えない

    以上を踏まえると、配線の段階でつまずかないよう、シート選定と同時に「純正機能を維持できる構成」を優先することが、結果的にコストと手戻りを抑える近道になります。

    車検対応でできるN-VANの助手席快適化

    シートそのものを交換するのはハードルが高いと感じる場合、既存の助手席を活かしたまま快適性を向上させる方法もあります。この場合も車検対応を意識したアイテム選びが大切です。

    最も手軽なのはシートカバーの装着です。クッション性の高いカバーを選ぶことで、純正シートの硬さを和らげることができます。ただし、車検に通るためには、そのシートカバーが「難燃性素材」で作られていることが条件となります。自動車の内装材は燃えにくい素材であることが法令で義務付けられているため、難燃性証明書が付属している製品や、JABIA(日本自動車車体工業会)等の基準を満たした製品を選ぶようにしましょう。

    また、市販のクッションやサポートパッドを併用することも有効です。腰痛対策用のランバーサポートなどを設置することで、長距離運転の疲労軽減が期待できます。これらは固定式でなければ積載物扱いとなるため、車検時に取り外すことが容易であり、法的なリスクもほとんどありません。

    さらに、アームレストの追加も人気のあるカスタムです。純正オプションや車検対応を謳う社外品アームレストであれば、車検でも問題になることは少ないです。ただし、運転操作の妨げになると判断されるような大型のものや、不安定な取り付け状態のものは指摘を受ける可能性があるため、安全性に配慮した製品選びを心がけてください。

    助手席スライド機能追加と車検

    N-VANの純正助手席は、ダイブダウン(収納)機能を優先しているため、前後のスライド機能が省略されているグレードが多いです。足元の広さを調整できないことは、同乗者にとってストレスになることがあります。そのため、アフターパーツのスライドレールキットを導入してスライド機能を追加するカスタムが存在します。

    このようなスライド機能を追加する場合、車検適合の可否は「部品の強度」と「取り付け方法」に依存します。座席は事故の衝撃から乗員を守る重要な装置であるため、スライド機構部分には十分な強度が求められます。車検対応を謳っている製品は、強度計算書や保安基準適合試験の成績書などが用意されていることが一般的です。

    一方で、汎用レールを加工して取り付けたり、強度が不明確な自作ステーを用いたりした場合は、車検に通らない可能性が極めて高くなります。検査員は座席の固定状態を揺すって確認するため、少しでもガタつきや不安な点があれば不合格となります。

    また、スライドさせることでシートベルトのアンカー位置関係が変わる場合や、他の内装と干渉して安全な操作ができない場合も保安基準に抵触する恐れがあります。スライド機能を追加する際は、必ずN-VAN専用設計で、なおかつ保安基準適合が明記されている信頼できるメーカーの製品を選び、規定のトルクで確実に固定することが求められます。

    N-VANの助手席交換と車検対応の実践ガイド

    N-VANの助手席交換と車検対応の実践ガイド

    • シート交換でレカロを選ぶ注意点
    • N-VAN用レカロのシートとレールの適合
    • 助手席を取り外しする際の法規
    • 実際に乗ってる人の口コミ・感想レビュー
    • N-VANの助手席交換と車検のまとめ

      シート交換でレカロを選ぶ注意点

      シート交換でレカロを選ぶ注意点

      出典:RECARO

      N-VANにレカロシート(RECARO)を装着することは、快適性とホールド性を劇的に向上させる有効な手段です。しかし、車検をスムーズに通過するためには、いくつかの重要な注意点を押さえておく必要があります。

      最も重要なのが「保安基準適合試験成績書」の存在です。以前はレカロシートであれば比較的容易に車検に通るケースもありましたが、近年(特に令和4年4月以降の運用厳格化などにより)、シートとシートレールの組み合わせに対する強度証明書の提示が必須となる傾向が強まっています。新品のレカロシートを購入した場合はこの書類を発行してもらうことができますが、中古品を入手した場合は書類が欠品していることが多く、別途有料で発行手続きを行うなどの手間が発生する可能性があります。

      次に注意すべき点は「後部座席乗員の保護」です。N-VANは4ナンバーの貨物車であり、後部座席が存在します。フルバケットシートなどの背面が硬い素材(FRPやカーボンなど)でむき出しになっているタイプを装着した場合、後席の乗員が事故等の衝撃で前席背面にぶつかった際に怪我をする恐れがあるため、そのままでは保安基準不適合となります。これを回避するためには、別売りの「バックレストカバー(背面パッド)」を装着し、緩衝材で背面を覆う必要があります。

      また、助手席交換によって乗車定員が変更されるような形状や、著しく乗降性を損なうような形状のシートは認められません。レカロには多くのモデルがありますが、車検対応モデルであること、そして必要なオプションパーツ(背面カバー等)を併せて装着することが必須条件となります。

      N-VAN用レカロのシートとレールの適合

      レカロシートを車検に通すためには、シート本体だけでなく、それを車体に固定する「シートレール(ベースフレーム)」も保安基準に適合していなければなりません。ここで非常に重要なのが、「レカロ純正シートには、レカロ純正(またはレカロが認めた)シートレールを組み合わせる」という原則です。

      市場には「レカロ対応」と謳った安価な社外シートレールも流通していますが、これらはレカロ社が公式に強度を証明しているものではありません。車検の現場では、シート本体とレールの製造元が異なり、統一された強度証明が出せない場合、不適合と判断されるケースが増えています。保安基準適合試験成績書は、特定のシートと特定のレールの組み合わせで試験を行い、基準を満たしていることを証明するものです。

      したがって、N-VANで確実に車検を通すためには、レカロジャパンが販売しているN-VAN(JJ1/JJ2)専用のベースフレームを使用することが最も安全な選択肢となります。この組み合わせであれば、堂々と書類を提示して検査を受けることができます。

      もし、どうしても他社製のシートレールを使用したい場合は、そのレールメーカーが独自に強度試験を行い、その組み合わせでの適合証明書を発行しているかを確認してください。書類がない状態での組み合わせは、車検時のトラブルの元凶となりやすいため避けたほうが無難です。

      参考:グーネット買取ラボ

      助手席を取り外しする際の法規

      N-VANの広大な荷室をさらに活用するために、助手席を完全に取り外して「1人乗り仕様」にしたいと考える方もいるでしょう。しかし、単にシートを外した状態で公道を走行したり、そのまま継続車検を受けたりすることは法律違反となる可能性があります。

      車検証の「乗車定員」欄に記載されている人数分の座席が確保されていない場合、整備不良とみなされます。N-VANの乗車定員は通常4名(または2名)と記載されていますが、助手席を外すとこの定員を満たせなくなります。

      助手席を取り外した状態で合法的に運用するためには、管轄の運輸支局等で「構造変更検査」を受け、乗車定員を減らす変更登録を行う必要があります。例えば、4名定員から乗車定員を「2名」や「1名」に変更する手続きです。これにより、車検証の記載が変わり、座席がない状態が正規の仕様として認められます。

      構造変更検査は通常の継続車検とは異なり、検査場への車両持ち込みが必須となり、有効期間もその時点から新たに始まります(軽貨物の場合は2年)。また、座席を取り外したスペースが荷室として認められるための要件(床面積や隔壁の有無など)も満たす必要があります。安易に取り外すのではなく、法的な手続きが必要であることを理解し、必要であればプロのショップに相談して構造変更の手続きを行ってください。

      実際に乗ってる人の口コミ・感想レビュー

      実際に乗ってる人の口コミ・感想レビュー

      N-VANの助手席交換を実際に行ったユーザーの声を調査すると、快適性の向上を喜ぶ声がある一方で、車検時の対応に苦慮したという体験談も見受けられます。

      良い口コミとしては、「N-BOXのシートに変えてから、助手席の妻が長距離でも疲れなくなったと言ってくれた」「レカロに交換したら腰痛が激減し、仕事での移動が楽になった」「スライド機能を追加したおかげで、足元が広くなり窮屈さが解消された」といった、実用面でのメリットを挙げる声が多くあります。特に商用車特有の突き上げ感やシートの薄さを改善できたことへの満足度は高いようです。

      一方で、注意喚起や後悔の声としては、「車検の際に検査員から書類の提示を求められ、用意していなかったため焦った」「ディーラー車検に出そうとしたら、社外シート装着車はお断りと言われてしまった」「DIYで配線したら警告灯が消えず、結局プロに直してもらい余計な出費がかかった」といった意見があります。また、「N-BOXシート流用はポン付けできると思っていたが、意外と加工が必要で大変だった」という技術的な難しさを指摘する声もありました。

      これらの口コミからは、交換後の快適さは間違いないものの、車検を見据えた準備(書類の保管やショップ選び)や、確実な取り付け作業が満足度を左右する要因であることがうかがえます。先人たちの経験を参考に、リスクを最小限に抑えた計画を立てることが成功の秘訣と言えそうです。

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      N-VANの助手席交換と車検のまとめ

      • N-VANの助手席交換は車検適合が最優先事項である
      • N-BOXシート流用は車検で書類を求められる可能性がある
      • 純正流用費用は4~10万円、レカロは11~31万円が目安
      • エアバッグや警告灯の配線処理は確実に行う必要がある
      • 警告灯が点灯した状態では保安基準不適合で車検に通らない
      • シートカバーは難燃性素材の証明があるものを選ぶ
      • 助手席スライド追加には強度証明のある専用品が必要
      • レカロ装着時は保安基準適合試験成績書の提示が必須となる
      • フルバケットシートには背面カバーを装着し後席乗員を保護する
      • シートレールはシート本体と適合する認証品を使用する
      • 社外レールを使用する場合はレールメーカーの証明書を確認する
      • 助手席を取り外して乗る場合は構造変更検査で定員変更を行う
      • 安易なDIY取り付けは安全性と車検の両面でリスクが高い
      • 車検対応を謳う製品でも検査員の判断次第で指摘される場合がある
      • 事前に検査場や整備工場へ相談することがトラブル回避の鍵となる
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