トヨタライズはダメなのでは?と感じている方の多くは、購入前にその評価や実際の使用感に不安を抱いているかもしれません。特に、高速道路での合流や登り坂で加速が弱いと感じられることから、パワーが物足りないとの声が挙がることがあります。また、サスペンションの硬さやノイズの大きさから、長時間の運転では疲れるという意見も見られます。
加えて、親しみやすいデザインが男が乗るにはやや物足りないと捉えられることもあり、車にかっこよさを求める人には不向きとされるケースもあります。一方で、取り回しのしやすさやコンパクトなサイズは、女性を中心としたユーザー層からは高く評価されています。
そのほかにも、思っていたより狭かった、燃費が期待ほどではないといった後悔の声や、評判が悪いという先入観、過去の出荷停止に関連した生産中止の噂まで、さまざまな情報が錯綜しています。
この記事では、そうした評価の背景を丁寧に整理しながら、ライズが本当にダメな車なのかどうかを多角的に検証していきます。購入を迷っている方にとって、納得のいく判断材料となる内容をお届けします。
記事のポイント
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トヨタ ライズのパワーや乗り心地に関する弱点
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購入後に後悔しやすいポイントとその理由
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ネガティブな評判や「男が乗るとダサい」とされる印象の背景
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生産中止の噂や実際の販売状況に関する誤解と事実
トヨタライズがダメと言われる理由とは
- パワー不足が気になる
- 長距離運転が疲れる
- 男が乗るにはダサい?
- 評判が悪いは本当なのか?
- 生産中止の噂
パワー不足が気になる
ライズは市街地での取り回しや燃費面に強みがある一方で、高速道路や登坂路では「加速が弱い」と感じる人もいます。特に1.0Lターボや1.2L自然吸気エンジンでは、追い越し時に力不足を感じることがあるため注意が必要です。
これは、排気量が小さい分、トルクの立ち上がりにタイムラグが生じやすいからです。また、CVT(無段変速機)との組み合わせによって、エンジンの回転数が滑らかに変化する一方で、ダイレクトな加速感に欠けるという声もあります。
一方、日常使いに特化した人には取り回しの良さや静かさがメリットになり、燃費面でも満足度は高いといえます。用途に合わせた選び方が重要です。
購入前には実際の走りを体感できる試乗をおすすめします。パワー感を重視する方は、走行シーンに応じたエンジンタイプや他車種との比較も検討すると良いでしょう。
長距離運転が疲れる
ライズは取り回しやすいサイズと高い視認性が魅力ですが、「長距離だと疲れる」という声もあります。その理由の一つが、やや硬めに設定されたサスペンションです。ライズは比較的しっかりとした足回りが特徴で、コーナリング時の安定感やフラつきを抑える設定がされています。ただし、路面の凹凸を拾いやすく、舗装の悪い道路や段差を超えたときの「突き上げ感」が強いと感じるユーザーも少なくありません。これにより、身体が揺すられる回数が増え、長時間のドライブでは疲労が蓄積しやすくなる傾向があります。
また、テレスコピック(前後)機能がなく、理想的な運転姿勢が取りにくい点も疲労感に影響します。さらに、高速走行時の風切り音やロードノイズが大きめで、長時間の運転では精神的な負担にもなりやすい傾向があります。
ただし街乗りにおいては、取り回しやすいサイズと高い視認性ライズはむしろストレスを軽減してくれる存在です。狭い道や駐車時に小回りが利くため、普段使いには非常に快適です。
男が乗るにはダサい?
ライズに乗る男性が「ダサい」と言われる理由には、デザインやブランドイメージが関係しています。多くの男性が車に対して求めるイメージは、「力強さ」「存在感」「スポーティさ」などです。ところが、ライズは柔らかいラインや丸みを帯びたデザインが採用されており、全体的に親しみやすくコンパクトな印象を持っています。こうした外観は、かわいらしい・中性的と捉えられることもあり、「男らしくない」といった感想につながることがあるのです。
また、ライズは女性やファミリー層を意識したマーケティングが多く、「男性らしい車」とのイメージとはやや離れた位置づけにあります。その結果、「ステータスを重視する男性には合わない」と捉えられることがあるのです。
とはいえ、車選びは個人の価値観によるものであり、カラーやカスタムで印象は大きく変えられます。黒系のカラーやエアロパーツを活用すれば、ぐっと引き締まった印象になります。
外見だけで判断せず、自分に合った使い方とスタイルを重視するのが最もスマートな選び方ではないでしょうか。
評判が悪いは本当なのか?
ライズに対して「評判が悪い」という声を見かけることもありますが、これは一部のネガティブな要素が強調されているケースが多いです。実際には、価格やサイズ、燃費など多くの面で高い評価を受けています。
指摘されやすい不満点としては、先述の加速性能の弱さ、内装のチープさ、乗り心地の硬さなどが挙げられます。確かに、プラスチック素材を多用したインテリアや、価格を抑えたことによる装備面での制限は見られます。特に上位グレードの車や高級SUVと比較した場合に、その差にギャップを感じやすいかもしれません。
ただ、180万円前後から新車で購入できるSUVとしては、取り回しやすさや燃費、装備のバランスに優れています。使用目的が「街乗りメイン」であれば、満足度は高くなります。
口コミは利用者の用途や期待値によって評価が分かれるものです。幅広い意見を参考にしながら、自分のニーズに合っているかを見極めることが大切です。
生産中止の噂
ネット上で「ライズが生産中止になるのでは」といった噂を見かけますが、この噂は、過去に発生したダイハツの認証不正問題により、2023年5月から一時的に出荷が停止されたことなどから誤解が広がったと考えられます。また、一部ディーラーで「注文受付終了」や「納期未定」と案内されたことで、「生産終了」の噂が拡大したようです。
しかし、国土交通省による基準適合性の確認が完了し、2024年春に出荷停止指示が解除され2024年7月以降、順次生産・出荷が再開されています。
ただ、生産再開後も、半導体不足や原材料供給の遅れなどにより納期は長めとなっています。
2025年後半にはフルモデルチェンジ(新型ライズ)の登場が噂されており、現行モデルは「生産整理」段階に入っているとみられます。
※2025年5月時点の情報です
トヨタライズはダメではないが後悔しないために
- 女性に合うのかを検証
- 後悔しやすいポイント
- 最悪とされる場面
- 他SUVとの比較で見えるライズの立ち位置
- 乗ってる人の口コミ・感想レビュー
- トヨタライズはダメについてのまとめ
女性に合うのかを検証
ライズは、女性からの支持が高い車種です。全長4m未満で小回りが利くサイズ感や、見た目の可愛らしさ・カラーの豊富さが理由のひとつです。運転に不慣れな方でも扱いやすく、都市部でもストレスの少ないドライブが可能です。
さらに、シートアレンジが柔軟で、荷物の積み下ろしがしやすく、収納スペースも充実しています。コンパクトながらしっかりとした荷室が確保されているため、ベビーカーや週末の買い物の荷物も無理なく積むことが可能です。
一方、シートや乗り心地はやや硬めのため、ふんわりとした快適性を求める方は事前に試乗するのがおすすめです。
全体的に見て、ライズは「実用性重視で、運転のしやすい車を探している女性」にとって非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。
後悔しやすいポイント
ライズを購入した後に「思っていたのと違う」と感じる方もいます。特に多いのが、グレードによる装備差です。エントリーグレードでは、ディスプレイオーディオや先進安全装備がオプション扱いになっており、「標準で付いていると思っていた」と後悔するケースが少なくありません。
さらに、電動パーキングブレーキが非搭載のグレードもあるため、最新装備にこだわる方には物足りなさが残ることもあります。
加えて、1.2Lエンジンの走行性能についても要注意です。街乗りでは十分でも、高速道路や登坂路では加速の鈍さを感じる人もいます。また、カタログ燃費と実際の燃費に差があり、市街地では思ったより燃費が伸びないという声もあります。
内装はコスト重視の設計のため、素材感が「安っぽい」と感じる人もいるようです。これらの後悔を防ぐには、事前にグレードと装備をしっかり確認し、試乗で納得感を持つことが大切です。
最悪とされる場面
「ライズは最悪だった」と感じる方の多くは、使い方と車の性能が合っていなかったケースがほとんどです。
見た目はSUVでも、本格的なオフロード走行を想定していないため、悪路では性能が不十分と感じられることもあります。2WDを選んでしまうと、雪道などでの不安感が強くなるでしょう。
さらに、車内の広さに期待しすぎて「後部座席が狭い」「荷物が積みにくい」と感じる方もいます。後席の足元スペースやラゲッジ容量は、ファミリーカーとしてはやや物足りないと感じるユーザーもおり、「家族で出かけるには窮屈だった」と評価する声もあります。特に小さな子どもを乗せる場合、チャイルドシートの設置や荷物の積み込みに苦労したという声も見られます。
他SUVとの比較で見えるライズの立ち位置
ライズを選ぶ際、多くの方が気になるのが「他のSUVと比べてどうなのか」という点でしょう。ライズは手頃な価格と使いやすさを両立したモデルですが、ライバル車と比較してこそ、その特徴がよりはっきりと見えてきます。
トヨタヤリスクロスとの比較
ヤリスクロスは同じトヨタブランドながら、より洗練されたデザインと高い走行性能を持っています。一方で価格は200万円台中盤からとなり、ライズよりも全体的に高めです。ヤリスクロスは質感や静粛性に優れますが、車体がやや大きく、運転に慣れていない方には少しハードルが高く感じられることもあります。これに対してライズは、より「扱いやすさ」と「コスパ重視」のポジションを担っていることがわかります。
スズキクロスビーとの比較
クロスビーはコンパクトながら個性的なデザインが特徴で、若い世代やファミリー層に人気があります。内装の遊び心やカラーバリエーションの豊富さではライズを上回る一方で、燃費性能はやや劣る傾向にあります。また、クロスビーの方が価格帯は近いものの、4WD比率が高く、雪道やアウトドアを重視するユーザーに向いている印象です。
日産キックスやホンダヴェゼルなどの上級クラスのSUVとの比較
出典:ホンダヴェゼル
ライズの立ち位置は「コンパクトかつ実用性重視」という点に収束します。これらのモデルは加速性能やインテリアの上質感で優れているものの、車体サイズ・価格帯・維持費の点でライズとは一線を画しています。つまり、ライズは大柄で豪華なSUVとは異なり、日常使いを前提にした“ちょうどいい”サイズ感と価格で勝負しているといえます。
こうして他SUVと比較してみると、ライズは「コスト重視でSUVデビューしたい人」「運転に自信のない方」「街中メインで使いたい人」にとって最適な選択肢であることが見えてきます。逆に、長距離移動や高級感、静粛性を重視する方には、別のモデルの方が満足度は高くなるでしょう。
自分が車に求める価値が「価格」「運転のしやすさ」「日常的な実用性」であれば、ライズはそのニーズにマッチする非常に合理的なSUVといえます。他の車種と比較する際には、価格だけでなくサイズ、燃費、装備、安全性能など、総合的な視点での比較が重要です。
乗ってる人の口コミ・感想レビュー
ライズのユーザーからは、「街乗りが快適」「小回りが利く」「デザインがカッコいい」といった好意的な声が多く寄せられています。コンパクトなボディと視界の良さが評価されており、運転初心者や女性にも扱いやすいと好評です。
燃費については、e-SMARTハイブリッドを中心に「燃費が良くて助かる」という声が目立ちます。通勤や買い物など日常の足として利用するユーザーからは、コスパの高さに満足しているという意見が多く見られます。
ライズは「ライトユーザーには高評価」「高性能を求める人にはやや物足りない」といった評価に分かれやすい車種といえるでしょう。
おふくろの車がそろそろ買い換えなので、ディーラーにルーミーとライズを見に行ってきた。
ダイハツのブレーキの遊び具合と1000ccのパワー不足を感じたので、ヤリスクロスを試乗。
行く前までは何でもいいって言っていたのに、これがいい!って言い出した(笑)
さあ、どうしようかなー。 pic.twitter.com/oCFfWSbOHO— うにまる@客先常駐SE (@unimaruGT) July 11, 2022
ライズ初めて乗ったけど…
テレスコ無いからドラポジ上手く作れず疲れる、1Lターボで加速はまぁいいけど高速巡航は回転高くて微妙、パワステ不自然な重さがあってステアフィール悪い、やけにサスが硬く底つき感ある(5年で10万km超えてたりスタッドレスなのもあるかもだが)、続く↓ pic.twitter.com/3duZ1QKkme— ひびき (@JACK_4253s) March 18, 2024
取り敢えずチャイルドシートに置くと、秒で寝る♪そしてライズ、後ろ広い。アクアの後部座席は何だったのか(´・ω・`) pic.twitter.com/PujkmSaCND
— ぷにメイ (@punipunimei) April 16, 2022
トヨタのSUV車:ライズの試乗をしたけどこのSUVだと海外向け対応も入ってて欧州とそんなに差はないなって
雪道も考えると寧ろ国産トヨタの方が安心かもなってフィーリングだった
直線の4駆の足場もガッチリ男ならトヨタで今ならセダンよりSUVを選ぶ気持ちが良くわかった
色んな面で改良されてる感有り pic.twitter.com/0OFKWwNlAc— I 💙(LOVE)💙 📱 (@dreamfantasy15) November 20, 2020
トヨタライズはダメについてのまとめ
記事のポイントについてまとめます
- 高速道路や登坂で加速の弱さが気になる
- 1.0Lターボと1.2Lエンジンにトルク不足の指摘がある
- CVTとの組み合わせで加速感が物足りないと感じる
- サスペンションが硬めで乗り心地が悪いという声がある
- 長距離運転時に突き上げ感や騒音で疲れやすい
- テレスコピック機能がなく運転姿勢が合わせにくい
- 丸みを帯びたデザインが「男らしくない」と見られることがある
- 女性向けの印象が強く男性ユーザーには不人気との声もある
- 内装のチープさに不満を感じるユーザーがいる
- エントリーグレードでは装備が貧弱と感じる人が多い
- 電動パーキングブレーキが非搭載のグレードがある
- カタログ燃費と実燃費の差に落胆するケースがある
- ファミリーユースには後席や荷室がやや狭く感じる
- 2WDモデルは雪道や悪路での不安が残る
- 評判が分かれるため、購入前の試乗が必須とされる