マツダ2は後悔する？人気がない理由や燃費の悪い噂を徹底検証

2025 8/05

マツダ2は、洗練されたデザインや上質な内装、そして軽快な走りで一定の支持を集めていますが、一方で後悔したという声も一定数のユーザーから挙がっています。特に、人気がないと言われる背景や、トヨタの人気コンパクトカー・ヤリスと比較してどっちを選ぶべきか、さらには評価が辛口な口コミが気になる人も多いでしょう。

加えて、販売終了の噂や、高速道路での走行時にうるさいと感じる場面、マツダ2 乗ってる人の特徴なども購入検討者の関心を集めています。実際には、運転しにくいと感じる死角の多さや、燃費が悪いという印象も購入後の満足度を左右するポイントです。

この記事では、こうしたマツダ2の長所と短所を整理し、後悔を避けるために知っておくべき情報を詳しく解説します。

記事のポイント

マツダ2のデメリットや欠点について
競合車であるヤリスとの違いについて
なぜ「人気ない」と言われたり「辛口評価」をされたりするのか
購入前に確認すべきポイントや注意点について

マツダ2の購入で後悔しないためのポイント

マツダ2で後悔するかもしれない8つの欠点
後部座席や荷室が狭いことへの評価
ディーゼル車の価格の高さは後悔の要因か
マツダ2の燃費は本当に悪いのか
マツダ2の死角はどこ？運転しにくいと感じる理由
騒音は気にならない？うるさいと感じるシチュエーション

マツダ2で後悔するかもしれない8つの欠点

マツダ2は魅力的なポイントを多く持つ一方で、実際に購入した人の中には「後悔した」と感じているケースも見られます。そうした経験談や評価が口コミとして広がり、「マツダ2 後悔」というキーワードで検索されることも少なくありません。ここでは、特に多く挙げられる8つの注意点をまとめます。

後部座席が狭い
デザインを優先しているため、ヘッドクリアランスや足元のスペースが限られ、長時間の乗車には不向きです。
荷室容量が小さい
ラゲッジスペースがコンパクトで、大きな荷物や大量の荷物を積む用途には向きません。
ディーゼルモデルの価格が高め
ガソリンモデルより初期費用が割高で、燃費差を考慮してもコストパフォーマンス面で迷う人がいます。
走行時の騒音が気になる
特に高速道路では風切り音やロードノイズが目立つという声が多く、静粛性を求める人には不向きです。
死角が多く運転しにくい
Aピラーが太く、サイドや後方の視界が制限されやすい構造です。
ハイブリッドモデルがない
燃費性能を最優先する人にとっては選択肢から外れる可能性があります。
乗り心地が硬め
サスペンションの設定がやや硬めで、路面の段差や振動を拾いやすい傾向があります。
収納スペースや後方視界の不足
室内の小物収納が少なく、ミラーや窓形状の影響で後方視界が悪く感じる人もいます。

これらの欠点を理解した上で、自分の使い方や重視するポイントと照らし合わせて検討することが、購入後の後悔を防ぐ鍵となります。

後部座席や荷室が狭いことへの評価

出典：マツダ公式サイト

マツダ2の後部座席や荷室の狭さは、デザインと引き換えに生まれた特徴と言えます。この車は、マツダが掲げる「魂動デザイン」を体現しており、流麗な外観を追求した結果、室内空間はライバル車に比べてタイトな設計となっています。

具体的に言いますと、後部座席のヘッドクリアランスやひざ周りのスペースは、特に大柄な大人が座るには窮屈に感じることが多いです。短時間の移動であれば問題ありませんが、長距離ドライブや複数人で頻繁に出かける予定がある方は、同乗者から不満が出る可能性があることを念頭に置いておいたほうが良いでしょう。

荷室容量についても同様で、定員乗車時の容量は280Lと、広さが売りのコンパクトカーには及びません。例えば、フィットの荷室容量は427Lですので、その差は歴然です。そのため、キャンプやウィンタースポーツなど、たくさんの荷物を積む趣味がある方には不向きと言えるでしょう。ただし、日常の買い物や、ボストンバッグ程度の荷物を積む分には十分なスペースが確保されています。

このように、マツダ2の狭さは、デザイン性を重視する設計思想の現れであり、その評価は使用者のライフスタイルによって大きく分かれるポイントです。

ディーゼル車の価格の高さは後悔の要因か

マツダ2のディーゼルモデルの価格設定は、購入を検討する上で後悔につながる可能性のある要因の一つです。ガソリンモデルのエントリーグレードが150万円台から購入できるのに対し、ディーゼルモデルは190万円台からと、約40万円の価格差があります。この価格差は、競合車に設定されているハイブリッドモデルとガソリンモデルの価格差よりも大きい場合があり、ユーザーによっては「割高だ」と感じてしまうかもしれません。

確かに、ディーゼルエンジンは軽油を使用するため燃料費を抑えられ、低回転からでも力強いトルクを発揮する運転の楽しさがあります。しかし、ガソリン車との燃費の差はそこまで大きくなく、エントリーグレードの燃費を比較すると、ガソリン車が20.3km/L、ディーゼル車が21.6km/L（いずれもWLTCモード）です。そのため、「燃費が良いから」という理由だけでディーゼルモデルを選ぶと、価格差を燃料費で取り戻すにはかなりの走行距離が必要となり、結果的に「ディーゼルにして後悔した」と感じてしまう方もいるでしょう。

ディーゼルモデルを選ぶ際は、価格差に見合うだけのトルクの太さや運転の楽しさに魅力を感じるかどうかが、後悔しないための重要な判断基準となります。

マツダ2の燃費は本当に悪いのか

マツダ2の燃費性能について、「悪い」という評価を耳にすることがあるかもしれません。しかし、これはハイブリッドモデルを設定しているライバル車と比較した場合に相対的に劣る、という側面が強いです。

マツダ2は、ガソリンモデルとディーゼルモデルのいずれもが1.5Lエンジンを搭載しています。ガソリン車の実燃費は、おおよそ16〜20km/L前後で推移するケースが多く、同クラスのガソリンエンジン搭載車としては標準的な数値です。決して「燃費が悪い」わけではありません。ディーゼル車の場合は、実走行で20km/Lを超えることも珍しくなく、さらに燃料が軽油なので、燃料費の面では有利となります。

一部の人がマツダ2の燃費を「悪い」と感じる背景には、ヤリスやフィットといった競合車が30km/Lを超えるハイブリッドモデルを主力としていることがあります。ハイブリッド車が主流の市場において、ハイブリッド非設定であるマツダ2は、燃費を最優先するユーザー層からは見劣りしやすい傾向があるのです。

このように、マツダ2の燃費は、決して「悪い」わけではなく、競合車の優れたハイブリッド燃費と比較されて「相対的に劣る」と評価されやすいのが実情です。

マツダ2の死角はどこ？運転しにくいと感じる理由

マツダ2が「運転しにくい」と感じられる主な理由の一つに、死角の多さが挙げられます。特にAピラーとCピラーの視界がその要因となります。流れるようなデザインを追求した結果、Aピラー（フロントガラスの左右の柱）が太めに設計されており、交差点での右左折時や歩行者・自転車の確認時に視界が遮られることがあります。

同様に、Cピラー（後部座席の左右の柱）も太く、サイドウィンドウの形状も独特であるため、斜め後方や後方の視界が十分に確保されていないと感じるユーザーも少なくありません。このため、車線変更時や後退駐車時に特に注意が必要となります。

また、ボンネットが長くデザインされているため、運転席からボンネットの先端が見えにくく、車幅感覚がつかみにくいという意見も見受けられます。

これらの死角や視界の悪さは、特に運転初心者にとっては不安を感じるポイントとなるでしょう。ただし、ブラインド・スポット・モニタリング（BSM）やリア・クロス・トラフィック・アラート（RCTA）といった先進安全装備が搭載されているグレードであれば、これらの死角によるリスクを軽減できます。運転のしやすさの感じ方は個人差が大きいので、購入前に必ず試乗し、ご自身で視界の感覚を確かめることをお勧めします。

騒音は気にならない？うるさいと感じるシチュエーション

マツダ2の走行音については、ユーザーの間で評価が分かれるポイントです。一般的に、マツダ独自の技術である「SKYACTIV TECHNOLOGY」により、エンジンそのものの静粛性は高めに保たれています。特にガソリンモデルは、市街地走行であれば静かで快適な運転を楽しめるでしょう。

しかし、「うるさい」と感じるシチュエーションも確かに存在します。主に指摘されるのは、高速道路での走行時や、強い風が吹いているときの風切り音です。高速巡航時にエンジンが高回転域に入ると、エンジン音が室内に響きやすくなります。また、車体全体の遮音材がライバル車に比べて少ないため、路面の状態が悪い場所を走行する際のロードノイズが室内に伝わりやすいという意見もあります。ディーゼルモデルの場合は、アイドリング時や低速走行時に特有の「カラカラ」という音が発生するため、静粛性を重視する方にとっては気になるかもしれません。

これらの騒音の感じ方は、比較対象となる車や個人の感覚に大きく左右されます。例えば、静粛性を追求した高級車と比較すればうるさく感じるかもしれませんが、軽自動車から乗り換える人であれば十分に静かだと感じるかもしれません。

マツダ2の購入で後悔しないために知っておくべきこと

マツダ2が「人気ない」と言われる理由
評価が辛口なのはなぜか
マツダ2に乗ってる人の特徴と口コミ
ライバル車と比較！ヤリスとマツダ2どっちを選ぶべき？
噂されているマツダ2の販売終了は本当か
後悔しないための購入・選び方のチェックポイント
マツダ2で後悔しないためのポイントまとめ

マツダ2が「人気ない」と言われる理由

マツダ2が「人気ない」と言われるのには、いくつかの理由があります。しかし、これは販売台数ランキングで上位に来ないというだけの話であり、特定の層からは強く支持されている車でもあります。

最も大きな理由として、ハイブリッドモデルが存在しないことが挙げられます。現在の日本のコンパクトカー市場では、燃費性能に優れたハイブリッド車が圧倒的な人気を誇っており、マツダ2は燃費最優先の層からは選ばれにくい傾向にあります。トヨタのヤリスやホンダのフィット、日産のノートといった競合車は、ハイブリッドモデルが主力であるため、販売台数で大きな差をつけられています。

次に、マツダのデザインコンセプトである「魂動デザイン」も要因の一つかもしれません。モダンで洗練されたデザインは多くのファンを魅了していますが、一方で「どの車種も同じ顔に見える」という意見もあります。特にコンパクトカーを探している女性ユーザーの中には、スポーティーで男性的なデザインが敬遠されるケースも見受けられます。

また、デミオからマツダ2に車名が変更されて以降、プラットフォームの大きな変更がなかったため、フルモデルチェンジを期待していたユーザーからは「新鮮味がない」という声も聞かれます。こうした背景から、マツダ2の存在感はライバル車に比べて薄いと評価されることが多いのです。

評価が辛口なのはなぜか

マツダ2に対する評価が辛口になるのは、この車が持つ独自のキャラクターが原因と言えます。

良い点の多くは、デザインと走行性能に集中しています。クラスを超えた上質な内外装デザインは、コンパクトカーでありながら所有する喜びを与えてくれます。また、「人馬一体」を追求した走行性能は、キビキビとしたハンドリングや安定感のある走りを実現し、運転好きのドライバーから高く評価されています。

一方で、悪い点として挙げられるのは、先述の通り居住空間や積載性、燃費性能など、実用性に関わる部分が主です。デザインを優先した結果、後部座席や荷室が狭くなり、ハイブリッド非設定のため、燃費性能を最優先するユーザーからは厳しい評価を受けることがあります。

このように、マツダ2は「デザインと走りの楽しさ」という強烈な個性を持っている一方で、実用性やコストパフォーマンスといった面で妥協を強いられる部分があるため、ユーザーの価値観によって評価が大きく分かれる傾向にあります。そのため、自分のライフスタイルや重視するポイントと合わないと感じたユーザーからは、辛口な意見が出やすくなるのです。

マツダ2に乗ってる人の特徴と口コミ

マツダ2に乗っている人には、いくつかの共通した特徴が見られます。多くのオーナーは、単なる移動手段としての車ではなく、運転そのものを楽しむことや、車に「自分らしさ」を表現することを重視しています。例えば、内装の質感やデザインにこだわる人が多く、上位グレードの豪華な内装や、特別な内外装色を持つモデルを選ぶ傾向があります。

また、キビキビとした走りを好む人や、街乗りだけでなく長距離ドライブも楽しみたいと考える人もマツダ2のオーナーには多いです。ディーゼルエンジンの力強い加速や、ガソリンモデルの軽快なハンドリングに魅力を感じているのでしょう。

口コミを見ると、「デザインが気に入って購入しました」「運転が本当に楽しい」「コンパクトカーなのに安っぽく見えない」といった肯定的な意見が多く見受けられます。

一方で、「後席に人を乗せることがほとんどないので狭さは気にならない」「荷物は少ないので荷室も十分」といった、デメリットを承知の上で納得して購入している声も目立ちます。このように、マツダ2のオーナーは、実用性よりも、車の持つ「個性」や「こだわり」に共感し、それを楽しんでいる人が多いと言えるでしょう。

ライバル車と比較！ヤリスとマツダ2どっちを選ぶべき？

出典：トヨタヤリス公式サイト

コンパクトカーの購入を検討する際、ヤリスとマツダ2はしばしば比較対象となりますが、両車は全く異なる個性を持つため、どちらを選ぶかは重視するポイントによって決まります。

まず、燃費性能を最優先するなら、ヤリスが圧倒的に有利です。ヤリスはハイブリッドモデルを擁し、WLTCモードで30km/Lを超える優れた燃費性能を誇ります。日々のガソリン代を抑えたい方にとっては、大きな魅力となるでしょう。一方、マツダ2はディーゼルモデルで軽油を使用するため燃料コストは安く済みますが、ハイブリッドには及びません。

次に、内装の質感やデザイン性を重視するなら、マツダ2に軍配が上がります。ヤリスは実用性を重視したシンプルで使いやすい内装ですが、マツダ2はクラスを超えた上質な素材や洗練されたデザインが特徴です。所有する喜びを感じたい人にはマツダ2がおすすめです。

走行性能については、ヤリスは軽快な走りが持ち味ですが、マツダ2は「人馬一体」を追求した安定感のある走りが魅力です。特にディーゼルモデルのパワフルな加速は、運転好きにはたまらないでしょう。このように、経済性や実用性を重視するならヤリス、デザイン性や運転の楽しさ、上質さにこだわるならマツダ2を選ぶのが良いでしょう。

特徴	ヤリス	マツダ2
燃費	ハイブリッドがあり燃費性能はトップクラス	悪くないがハイブリッドには劣る
内装・質感	実用的でシンプル	内装や外装色バリエーション豊富。高級感
サイズ・使いやすさ	コンパクトで扱いやすい	同等サイズで運転しやすい
向いている人	維持費重視、街乗り多い人	個性や上質感重視、自分らしさを出したい人
その他	安全装備充実、ロングドライブも快適	ディーゼルはパワフル。カスタム性高い

噂されているマツダ2の販売終了は本当か

マツダ2の購入を検討している人にとって、「販売終了」の噂は非常に気になる情報でしょう。この噂は、部分的には事実であり、いくつかの側面があります。まず、日本国内向けディーゼルモデルの生産は、2024年10月から施行される新たな排ガス規制に対応することが難しいため、2024年9月に終了しました。したがって、ディーゼルモデルは現在、在庫限りの販売となっています。

一方、ガソリンモデルについては、日本国内での販売は継続されています。しかし、海外では状況が異なり、特に欧州市場ではガソリンモデルの販売が終了し、トヨタのヤリスをベースとした「マツダ2 ハイブリッド」に一本化される動きが見られます。この海外の動向が、日本国内の「販売終了」の噂に拍車をかけている側面があるのです。

現在、日本市場においては、マツダ2は主力車種の一つとして位置づけられており、すぐに販売が終了するということは考えにくいでしょう。しかし、現行モデルはデミオ時代から数えるとモデル末期であることは事実です。今後、フルモデルチェンジや電動化など、何らかの動きがあることは予想されます。購入を検討する際は、最新の販売状況や次期モデルの情報も踏まえて判断するのがおすすめです。