N-BOXの燃費は悪すぎ?10km/Lは普通なのか原因を解説

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出典:ホンダN-BOX公式サイト

N-BOXの購入を検討している方や、すでにN-BOXに乗っていて「N-BOXの燃費が悪すぎる」と感じている方もいるのではないでしょうか。街中で「燃費10km/Lしか走らない」とがっかりしたり、ガソリンの減りが早いと感じたりすると、その燃費の悪さが気になるのは当然です。

なぜN-BOXはそう感じさせてしまうのでしょうか?本記事では、N-BOXの燃費が悪い原因から、実際の利用者の実燃費データ、さらにはN-BOXターボやカスタムターボモデルの燃費実態まで、詳しく解説します。

また、燃費向上グッズの効果についても触れながら、N-BOXオーナーが後悔しないための具体的な対策もご紹介します。この記事を読めば、N-BOXの燃費に関する疑問が解消され、あなたのN-BOXライフがより快適になるヒントが見つかるでしょう。

記事のポイント

  1. N-BOXの実燃費がカタログ値と大きく異なる理由
  2. 燃費10km/L前後になる具体的な走行環境や使い方
  3. ターボモデルやカスタム仕様で燃費が悪化する要因
  4. 燃費改善のために実践できる運転方法とグッズ
目次

N-BOX 燃費が悪すぎと感じる理由とは

N-BOX 燃費が悪すぎと感じる理由とは

  • 燃費 リッター10kmは珍しくない?
  • 燃費が悪い・ガソリンが減りやすい主な理由
  • 実燃費はどのくらい?
  • N-BOXの燃費はライバル車と比較してどうか?
  • がっかりする主なポイント

燃費 リッター10kmは珍しくない?

N-BOXで燃費が10km/L前後に落ちることは、特に市街地走行を中心に使っているユーザーにとっては珍しいことではありません。多くの信号や渋滞、頻繁なアイドリングの繰り返しは、エンジン効率を下げ、燃料消費を増やします。

また、短距離の移動を頻繁に行う使い方も燃費に不利です。エンジンが温まる前に停止するような走行では、効率的な燃焼が行われないため、ガソリンの消費が早まります。

さらに、夏場の冷房や冬場の暖房の多用はエンジンへの負担を増やし、燃費低下の原因となります。軽自動車とはいえ、N-BOXは車重が1トン近くあるため、少しの使用条件の違いが燃費に大きく影響します。

このように、N-BOXで10km/L前後の燃費が出るケースは十分にあり得る現象であり、特別な異常とは言い切れません。

燃費が悪い・ガソリンが減りやすい主な理由

燃費が悪い・ガソリンが減りやすい主な理由

N-BOXの燃費が悪い、またはガソリンの減りが早いと感じる理由は、車両の構造的な特徴と使用環境の影響が大きいです。

まず、N-BOXは軽自動車の中でも車重が重めで、標準モデルで約910kg、ターボモデルでは1,030kg近くになります。このため、加速時のエンジン負荷が高くなり、燃料消費が増えやすい傾向があります。

また、市街地走行や短距離移動が多い場合、エンジンが十分に暖まらないまま停止を繰り返すため、燃費が低下しやすくなります。信号待ちやアイドリング、ストップ&ゴーの多さもガソリン消費を増やす要因です。さらに、急発進や急加速、タイヤ空気圧の低下、荷物の積みすぎなども燃費悪化の一因となります。

N-BOXの燃料タンク容量は約27Lと軽自動車の中ではやや小さめです。実燃費が10〜15km/Lの場合、満タンでも300km前後しか走行できず、給油の頻度が高く感じられるのも特徴です。

このように、N-BOXの燃費が悪い・ガソリンが減りやすいと感じるのは、車両の特性と使い方が複合的に影響しているためです。車の不具合ではなく、仕様や使用環境によるものが多いと言えるでしょう。

実燃費はどのくらい?

N-BOXの実際の燃費は、使用状況やモデルによって幅がありますが、一般的には12〜17km/L程度が目安とされています。

市街地や渋滞の多い地域での使用では10km/L台前半に落ち込むことがあり、一方で郊外や高速道路での走行では18〜20km/L近くまで伸びることもあります。

モデルごとの差もあり、自然吸気(NA)エンジンとターボエンジンでは燃費性能が異なります。NAモデルの方が燃費は良い傾向にあり、ターボモデルは加速力を優先しているため、実燃費が若干劣ることが多いです。

このように、N-BOXの実燃費は「使い方次第」という側面が強く、必ずしもカタログ値に近づくとは限りません。

N-BOXの燃費はライバル車と比較してどうか?

N-BOXの燃費はライバル車と比較してどうか?
出典:ダイハツタント公式サイト

N-BOXの燃費性能をより客観的に見るために、主要なライバル車であるスズキのスペーシア、ダイハツのタント、そして日産のルークスと比較してみましょう。軽ハイトワゴン市場で競合するこれらの車種とN-BOXの燃費を比較することで、N-BOXの燃費が軽自動車全体の中でどの位置にあるのかが明確になります。

車種 カタログ燃費km/L(WLTCモード) 実燃費の目安 特徴
N-BOX 18.4~21.6km/L 12~17km/L 広い室内空間、上質な乗り心地。車重がやや重め。
スペーシア 21.2~25.1km/L 13~19km/L マイルドハイブリッドシステム搭載で燃費性能に優れる。
タント 18.2~21.0km/L 13~20km/L ミラクルオープンドアが特徴。燃費はN-BOXと同等レベル。
ルークス 16.4~20.9km/L 12~20km/L プロパイロットなど先進安全装備が充実。

 

表から分かる通り、燃費性能だけを見るとスペーシア(マイルドハイブリッド車)がやや優勢です。タントやルークスもN-BOXと同等水準ですが、N-BOXはガソリン車としては十分健闘しています。燃費を最優先するならハイブリッド車が有利ですが、N-BOXは広い室内空間や快適性、安全装備など、総合力で選ばれているモデルです。燃費だけでなく、ライフスタイルに合ったバランスで選ぶことがポイントです。

がっかりする主なポイント

がっかりする主なポイント

N-BOXは高い人気を誇る一方で、実際に所有してみると「がっかりした」と感じるポイントもいくつか聞かれます。燃費に関する不満はもちろんですが、それ以外の部分にも意見が分かれています。

まず、燃費がカタログ値に及ばないことは、多くのユーザーが共通して挙げる不満点です。特に、期待値が高かった人ほど、実燃費が10km/L台前半に落ち込んだ際に「こんなはずではなかった」と感じやすいようです。

次に、走りの重さや加速感の物足りなさを指摘する声もあります。軽自動車としては重めの車体のため、特にNAモデルでは坂道や合流時などで「もう少しパワーが欲しい」と感じることがあるでしょう。急な加速が必要な場面で、アクセルを踏み込んでもすぐに速度が乗らないといった状況は、ストレスにつながることもあります。

また、新型N-BOXにおいては、収納スペースの減少やデザインの簡素化を不満に感じるユーザーもいます。旧型に比べて使い勝手が変わったことや、見た目の印象が地味になったと感じる人もいるようです。これは好みの問題も大きいですが、日常使いにおいて収納の利便性を重視する人にとっては、気になるポイントかもしれません。

このように、N-BOXは総合的に評価が高い車ですが、期待と実情のギャップから「がっかり」を感じる人もいるのは事実です。購入を検討する際は、燃費だけでなく、走行性能や実用性についても自分の使い方に合っているかを見極めることが重要です。

N-BOX 燃費悪すぎと後悔しないために

N-BOX 燃費悪すぎと後悔しないために

  • N-BOXの燃費を向上させる具体的な方法
  •  燃費向上グッズの効果は?
  • N-BOXターボ・カスタムターボの燃費実態
  • 新型モデルの燃費の評価と実態
  • よくある質問(Q&A)
  • N-BOXは燃費が悪すぎると感じる理由と総合的な魅力

N-BOXの燃費を向上させる具体的な方法

N-BOXの燃費を改善するには、日々の運転習慣の見直しと、適切な車両メンテナンスが不可欠です。燃費向上グッズに頼る前に、まず以下の基本的な方法を試してみましょう。

  • エコドライブを心がける
    • 急発進・急加速を避ける: アクセルをゆっくりと踏み込み、穏やかに発進・加速することで、燃料の無駄な消費を抑えられます。信号が変わっても焦らず、前の車との車間距離を意識しながらスムーズに加速しましょう。
    • 一定速度での走行: 幹線道路や高速道路では、できるだけ一定の速度を保って走行すると燃費が安定します。頻繁な加減速は燃料を多く消費するため、車間距離を十分に取って、無駄なブレーキやアクセル操作を減らしましょう。
    • 早めの減速・エンジンブレーキの活用: 信号やカーブの手前では、早めにアクセルを離し、エンジンブレーキを積極的に使うことで燃料カットが行われ、燃費が向上します。
  • 定期的な車両メンテナンスを行う
    • タイヤ空気圧の適正化: タイヤの空気圧が低いと、転がり抵抗が増して燃費が悪化します。月に一度は空気圧をチェックし、指定された適正な空気圧に保つようにしましょう。
    • エンジンオイルの交換: エンジンオイルが劣化すると、エンジンの摩擦が増え、効率が低下します。定期的なオイル交換は、エンジンの性能を保ち、燃費を維持するために重要です。
    • エアフィルターの清掃・交換: エアフィルターが汚れていると、エンジンに供給される空気の量が減り、燃焼効率が悪くなります。定期的に清掃したり、必要に応じて交換したりすることで、エンジンの性能を最適に保てます。
  • 不要な荷物を積まない
    • 車両が重くなるほど、加速や走行に多くの燃料を必要とします。トランクや座席に積んでいる不要な荷物は、できるだけ車から降ろすようにしましょう。わずかな重量差でも、長期的には燃費に影響を与えます。

これらの対策を地道に実践することで、N-BOXの燃費を効率的に改善できるはずです。

 燃費向上グッズの効果は?

燃費向上を目的としたグッズは多く販売されていますが、実際の効果には個人差があります。代表的なものとしては、燃料添加剤、マグネット系商品、エアフィルターの高性能タイプなどがあります。

ただし、こうしたグッズ単体で劇的に燃費が改善することは少なく、あくまで「補助的な役割」と捉えるのが妥当です。

実際には、前述の定期的なメンテナンス(オイル交換、エアフィルター清掃など)、タイヤ空気圧の管理、エコ運転を心がけることの方が、燃費に与える影響は大きいとされています。

このように、燃費向上グッズに頼る前に、基本的なメンテナンスと運転方法を見直すことが効果的な対策と言えるでしょう。

N-BOXターボ・カスタムターボの燃費実態

N-BOXのターボモデルやカスタムターボモデルは、走行性能や装備の充実度が魅力ですが、その分車両重量が増し、燃費はノーマルモデルよりやや劣ります。

カタログ値ではターボモデルが20.2〜20.3km/L、カスタムターボでも同等の数値が示されていますが、実際の使用環境では16〜18km/L程度が目安です。特に、頻繁にアクセルを強く踏み込む走り方や、エアコン使用、荷物を多く積んだ状態では15km/Lを下回ることもあります。

それでも、ターボモデルは高速道路や坂道などでのパワフルな走りが可能で、快適性やデザイン性を重視する方には魅力的な選択肢です。燃費とのバランスを考え、自分の用途に合ったモデル選びが大切です。

新型モデルの燃費の評価と実態

新型モデルの燃費の評価と実態

新型N-BOXのカタログ燃費はノーマル2WDで21.6km/L、カスタムターボ2WDで20.3km/Lと表記されています。数字だけを見れば優れた燃費性能ですが、実際には使用環境によって大きく変動します。

多くのユーザーが報告している実燃費は、ノーマルモデルで17〜19km/L、カスタムターボで16〜18km/L程度です。ただし、短距離移動や市街地走行が中心になると、10km/L台前半まで下がることも珍しくありません。

このように、カタログ値と実際の燃費には差があるため、使用スタイルに合わせた燃費の目安を知っておくことが重要です。

よくある質問(Q&A)

Q1. N-BOXの燃料タンク容量はどれくらい?

A. N-BOXの燃料タンク容量は約27Lです。軽自動車としては標準的ですが、実燃費や使い方によっては給油頻度が高く感じられることもあります

Q2. N-BOXの室内空間は本当に広い?

A. はい。ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」採用により、室内長2,125mm・室内幅1,350mm・室内高1,400mmと、軽自動車最大級の広さを実現しています。後席でもゆったりとくつろげる空間が特徴です

Q3. N-BOXの安全性能はどうですか?

A. N-BOXは「Honda SENSING」を全車標準装備し、2023年度自動車アセスメントで最高評価のファイブスター賞を獲得しています。衝突安全性能・予防安全性能ともに高評価です

Q4. N-BOXのリセールバリューは高い?

A. N-BOXは中古車市場でも人気が高く、特にカスタム系グレードはリセール率も高水準です。3年落ちで50~65%台、5年落ちでも30~60%台の残価率が期待できます

N-BOXの燃費以外のメリット

  • 圧倒的な室内空間と使い勝手

    • センタータンクレイアウトにより、軽自動車最大級の広さと低床荷室を実現。大人4人が快適に乗れるだけでなく、27インチ自転車も積載可能。多彩なシートアレンジで日常からレジャーまで幅広く対応

  • 高い安全性能

    • Honda SENSINGを全車標準装備し、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能など先進安全機能が充実。自動車アセスメント(JNCAP)で最高評価を獲得

  • 運転のしやすさ・視界の良さ

    • 見晴らしの良い高いアイポイント、極細フロントピラーによる広い視界、取り回しの良さで、初心者や女性ドライバーからも高評価

  • リセールバリューが高い

    • 中古車市場でもN-BOXは非常に人気が高く、資産価値が落ちにくいのも大きな魅力

  • 静粛性や快適性にも配慮

    • ルーフやフロアの部材見直しで静かな室内空間を実現。グレードごとに異なる上質な内装も魅力

N-BOXは燃費が悪すぎると感じる理由と総合的な魅力

  • 市街地走行では燃費10km/L前後になることが珍しくない
  • 信号・渋滞・アイドリングが燃費を大きく悪化させる
  • 冷暖房の使用頻度が高いと燃費に悪影響を及ぼす
  • N-BOXは軽自動車としては車重が重めで燃費に不利
  • タンク容量が27Lと小さく、給油頻度が多く感じられる
  • NAよりターボの方が燃費がやや悪くなる傾向がある
  • 実燃費は12〜17km/Lが一般的な目安
  • 使用環境次第で実燃費は10km/L台前半に落ち込む
  • 競合車スペーシアはマイルドハイブリッドで燃費性能が高い
  • 走りが重い・加速が鈍いと感じるユーザーも多い
  • 新型では収納減やデザインの簡素化に不満の声がある
  • 急加速・荷物過多・タイヤ空気圧低下も燃費悪化の要因
  • 燃費向上には丁寧なエコドライブと定期整備が有効
  • 燃費改善グッズは効果に個人差があり過信は禁物
  • 広い室内空間や安全性など他の魅力も多くバランスが重要
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