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三菱 アイ ターボが「速い」と注目される理由をご存じでしょうか。軽自動車でありながら、まるでポルシェを彷彿とさせるような走行性能を持ち、実際に「すごい」と評される理由がいくつもあります。リアエンジン・後輪駆動という特殊な構造や、最高64馬力を発揮するターボエンジンが、その驚きの馬力と加速性能を支えています。
本記事では、そんな三菱 アイ ターボの「速さ」の正体を、ノンターボとの違いや4WDモデルの特徴、グレードごとの違い、そして燃費性能や最高速度の実力まで、さまざまな角度から徹底解説していきます。また、MT(マニュアル)仕様が存在しない理由や、ユーザーの口コミで語られる故障リスクなど、購入前に知っておきたい注意点もあわせて紹介します。
これから三菱 アイ ターボに興味を持っている方、あるいは購入を検討している方にとって、役立つ情報が詰まった内容となっています。
記事のポイント
- 三菱 アイ ターボが速いと感じられる設計と走行性能の理由
- ノンターボとの違いやターボの馬力・加速の違い
- グレードや4WDなどのモデルごとの特徴
- 故障事例や燃費、MT非搭載の背景などの実用情報
三菱 アイ ターボ 速いと感じる理由とは
- 個性的な三菱アイとは
- なぜ?不人気で安いのか
- 三菱アイに多い欠点
- 持病とも言えるよくある故障
- 三菱アイの寿命と長持ちの秘訣
三菱アイはなぜ「すごい」と言われるのか
三菱アイが「すごい」と評価される最大の理由は、その革新的な設計と走行性能の高さです。一般的な軽自動車とは一線を画す特徴が数多くあり、特にエンジンの搭載位置が注目されています。三菱アイはリアエンジン・ミッドシップレイアウト(MR)を採用しており、これにより重心が車両中央に近く、コーナリング時の安定性に優れているのです。
また、車体のデザインも未来的で個性が強く、他の軽自動車と比べても存在感があります。5ドアハッチバックでありながら、車内空間は広く、軽自動車とは思えない居住性を確保している点も見逃せません。
このように、走行性能・デザイン・実用性の三拍子が揃ったモデルであることが、多くの自動車ファンから「すごい」と言われる理由となっています。
軽の常識を超えた「ポルシェ」的存在
三菱アイは一部で「軽自動車のポルシェ」とまで称されています。これは決して大げさな表現ではなく、実際にそのレイアウトと走行感覚が、ポルシェのようなスポーツカーを想起させるためです。具体的には、先述のリアエンジン・リアドライブ(RR)という構造を採用しており、この形式は重量バランスが後輪寄りになり、発進時や加速時のトラクション性能が高くなります。
さらに、雪上でのドリフトコントロールや高速走行時のステアリングの反応も評価が高く、軽自動車の域を超えたドライビングフィールを提供します。もちろん、サスペンションは柔らかめでロールはありますが、アクセルワークによる車体コントロールのしやすさも魅力の一つです。
つまり、三菱アイは「ただの軽」ではなく、軽の枠を超えて走る楽しさを提供する存在なのです。
三菱 アイ ターボの最高速度と安定感
三菱アイ ターボは、軽自動車の中でも高速性能に優れています。最高速度は明確に公表されているわけではありませんが、ユーザーの実走行レビューによると、高速道路でも余裕のある走りが可能で、加速時にパワー不足を感じることは少ないと言われています。
特に高速域での安定感が高く、直進性にも優れている点が魅力です。これはミッドシップレイアウトによる低重心構造と、後輪駆動ならではの駆動力配分の恩恵によるものです。
また、ロングドライブでも車体がふらつきにくいため、風の影響を受けやすい軽自動車の中では異例の安定感を誇ります。
>120kmでも余裕ですか?
余裕です。130くらいまでは実用域です。
ターボの馬力と加速性能の詳細
三菱アイ ターボモデルのエンジンスペックは、最高出力64馬力(47kW)/6000rpm、最大トルク9.6kg・m(94Nm)/3000rpmです。これは軽自動車の自主規制の上限に達する性能であり、日常走行では十分すぎるほどの動力性能を発揮します。
この馬力により、信号待ちからのスタートや高速道路の合流といった場面でも、ストレスなく加速できます。加えて、3000rpmという比較的低い回転数で最大トルクを発生するため、街乗りでもキビキビとしたレスポンスが得られます。
一方で、ターボ搭載によりエンジン構造が複雑になっているため、整備やメンテナンスの必要性が増す点は理解しておくべきです。
三菱アイターボの4WD性能と走破性
三菱アイ ターボには、ミッドシップレイアウトの2WDモデルに加え、4WDモデルも存在します。特に4WDモデルは、雪道や悪路での走破性に優れており、降雪地域での実用性が非常に高いと評価されています。
この4WDシステムは、単なる駆動力の補助にとどまらず、走行安定性にも大きく貢献しています。例えば、滑りやすい路面でも発進時にタイヤが空転しにくく、登坂時にも力強く走れるのです。
もちろん4WDモデルは重量がやや増加し、燃費性能が若干落ちる傾向があります。しかし、安全性や全天候対応の観点から見れば、その価値は十分にあると言えるでしょう。
三菱 アイ ターボ 速い理由と燃費・ノンターボとの違い
- 個性的な三菱アイとは
- なぜ?不人気で安いのか
- 三菱アイに多い欠点
- 持病とも言えるよくある故障
- 三菱アイの寿命と長持ちの秘訣
ターボとノンターボの違いを比較
三菱アイにはターボモデルとノンターボモデルが存在し、性能や使い勝手に明確な違いがあります。ターボ車は64馬力と9.6kg・mのトルクを発生し、坂道や高速道路でもスムーズな走行が可能です。一方、ノンターボ車は54馬力でトルクも5.8kg・mと控えめですが、燃費性能と維持費の面で優れています。
また、ターボ車は動力性能が高いぶん車両重量が重くなり、燃費は若干悪化します。対して、ノンターボは日常使いを重視した設計で、都市部での移動が多い人に向いています。
このように、どちらのモデルが優れているかは用途次第です。力強い走りを求めるならターボ、経済性を重視するならノンターボを選ぶとよいでしょう。
三菱アイ ターボのグレード別特徴
三菱アイ ターボには複数のグレードが用意されており、それぞれ装備や価格帯が異なります。すべてのターボモデルに共通するのは4速ATの採用と、MRまたは4WDの選択が可能な点です。
例えば、上級グレードではオートエアコンやスマートキー、アルミホイールなどが装備されており、快適性が向上しています。一方、ベーシックグレードでは、コストパフォーマンスを重視した装備内容となっており、必要最低限の機能に絞られています。
また、外観にも前期型と後期型で差があり、バンパーのデザインやホイールキャップの有無で見分けることができます。
ターボ、ノンターボ共にMTはない
三菱アイには、ターボ、ノンターボ共にマニュアルトランスミッション(MT)の設定がありません。理由としては、開発当時すでにAT限定免許の取得率が高まっていたことや、リアエンジンという特殊な構造に対応するMTの新規開発コストが見合わなかった点が挙げられます。
また、三菱はこの車を将来的な電気自動車(i-MiEV)のベースとして設計していたため、ガソリン車には限られた開発リソースしか割けなかった背景もあります。需要が少ないと判断されたMT仕様は、採算の面からも導入が見送られたと考えられます。
参考:carview|三菱アイはなぜMT車を製造しなかったのでしょうか?
ターボモデルの燃費と実用性
三菱アイ ターボの燃費は、カタログ値で約18km/L前後とされています。ただし、実燃費では12~14km/Lが平均的な数値とされており、運転スタイルや使用環境によってばらつきがあります。
特に4WDモデルは車重が重くなるため、若干燃費が落ちる傾向にあります。また、ターボによる高出力が魅力である一方、アクセルを深く踏みがちな場面では燃費に影響が出やすい点にも注意が必要です。
それでも、軽自動車としては実用的な水準にあり、パワーと燃費のバランスを求める人には向いているモデルといえるでしょう。
ターボ故障事例と注意点
三菱アイ ターボで報告されている故障の一つに、ウォーターポンプの水漏れがあります。特に10万キロを超える走行距離の車両では、シール部品の劣化によって水漏れが発生しやすくなります。これを放置するとオーバーヒートなどの深刻なトラブルにつながるため、早期点検と交換が推奨されます。
さらに、4速ATに採用されている油圧制御バルブボディに関する不具合もあり、変速ショックやバックができなくなるリコールも過去に発生しました。
これらの問題はすべての車両に起こるわけではありませんが、中古車を検討する際にはメンテナンス履歴の確認が非常に重要です。

乗ってる人の口コミ・感想レビュー
三菱アイ ターボは、「軽とは思えない走行性能」や「高速走行時の安定感」がユーザーから高く評価されています。リアエンジン・後輪駆動という独自の構造が、軽自動車としては異例のドライビング体験を生み出しているようです。
一方で、遮音性や足回りの柔らかさ、整備性などに関する指摘もあり、購入前にはライフスタイルに合っているかどうかを検討する必要があります。
全体としては、走りに楽しさを求める層から特に支持を集めているモデルです。
良い点
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高速走行でも安定しやすい車体構造
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軽とは思えないパワフルな加速感
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リア駆動ならではのドライビングフィール
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他の軽とは異なる個性的な外観と設計
悪い点
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遮音性が高くないため、走行中の音が気になる場合も
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柔らかめのサスペンションでロールが出やすい
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補修部品や整備対応に注意が必要なケースがある
三菱アイ久しぶりに乗ってるけど、ほんと13年前の軽とは思えないくらい快適装備いっぱいだし4WDターボはクソ速いし楽しい車だなこいつ! pic.twitter.com/jIy7JLLPuD
— みま (@Boss_Gyau) October 16, 2023
三菱 アイ
長所
・そこそこ速い
・ミッドシップエンジン
・舵角が鬼でめっちゃ小回りがきく
・軽最長のホイールベース
短所
・整備性がクソ
・エンジンフードを開けるのすら面倒
・ATしかない
・停車中クーラーが効かない
・どアンダー大会
・前輪の選択肢が皆無— 遊馬@死んだ魚のおくりびと (@yu_ma7) October 19, 2021
三菱 アイ ターボが速いと言われる理由まとめ
- ミッドシップレイアウトにより高いコーナリング性能を実現
- 後輪駆動による優れた操縦性とトラクション性能
- ターボエンジンは64馬力で軽自動車の自主規制上限に達する
- 3000rpmで最大トルクを発揮する扱いやすいエンジン特性
- 高速域でも直進安定性に優れ、ふらつきにくい走行が可能
- 4WDモデルは雪道や悪路でも高い走破性を発揮
- 車内は軽自動車としては広めで快適性が高い
- 外観デザインが未来的で他車と差別化されている
- ターボモデルは信号発進や坂道でも力強い加速が可能
- 燃費はターボで実燃費12~14km/L程度の実用水準
- ノンターボは燃費・維持費が良く街乗り向き
- グレードによって装備や快適性に差があるため選びやすい
- MT仕様は存在せずAT限定の設定のみ
- 中古市場では整備状態やリコール履歴の確認が重要
- 全体的に「走りを楽しみたい軽」として高評価が多い